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音楽と場所との不思議な関係

フィラデルフィアに行った時のこと。

フィラデルフィア美術館の前を車で通った時、頭の中に曲が流れているのに気が付いた。映画「ロッキー」の曲だった。初めてロッキーを見たのは随分昔の話だ。まだ私が日本に住んでいた頃、淀川長治の日曜洋画劇場で見たんじゃないかと思う。

ロッキーがトレーニングで駆け上がるのが、このフィラデルフィア美術館の正面玄関への階段だ。他のシーンはほどんど覚えていないのに、このシーンだけは鮮明に覚えている。とても強烈でインパクトの強いシーンだ。

そしてやっちゃいました。今まで何度かここに来ているのに、一度もやったことのないこと。

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フィラデルフィア美術館からフィラデルフィアのダウンタウンを見た風景。とても美しい街だ。

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それからフィラデルフィア・ダウンタウンを車で走っていた時、散策していた時に頭の中を流れていた曲があった。映画「フィラデルフィア」の主題歌「ストリート・オブ・フィラデルフィア」だった。ブルース・スプリングスティーンが歌うこの曲はちょっともの悲しく、しっとりとした名曲だ。この曲はアカデミー賞のBest Music Original Songをはじめ、グラミー賞など数々の賞も受賞している。

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似たような経験がいくつもあることを思い出した。トルコのイスタンブールを歩いていた時「飛んでイスタンブール」が、ギリシャのエーゲ海を見ながら「魅せられて」が頭の中から離れなかったことを。そして、カナダのモントリオールの街を歩いていた時は「カナダからの手紙」を口ずさんでいたっけ。その時、このカナダって、どこのだったんだろう、って思ったのを覚えている。モントリオールなのか、トロントなのか、それとも日本から近い西海岸のカルガリー、バンクーバーか?

それからサンタモニカを歩いていた時、桜田淳子の「サンタモニカの風」が頭の中を流れてきた。今までこの話をしても、誰もこの曲を知っている人がいなかった。(本当にこの曲は存在したのか不安になって、You Tubeで調べたらでてきた。やっぱりこの曲はあったんだ。)それ以降、サンタモニカに行くと、この曲のさびの部分が頭の中で鳴り響く。(といってもさびの部分しか覚えてないのだけど)

その場所に行くと、曲が頭の中からわきでてくる。音楽ってすごい。最近記憶力が低下してきたと思っていたが、まだまだ私って大丈夫かも、と安心するのだった。 (それにしてもここに登場する曲の古いこと(笑))

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フィラデルフィア(その3)-食べ物編

旅の楽しみの一つは食べること。

今回のフラデルフィアの旅でもしっかりと食べてきた。

フィラデルフィアに昼頃に着くようにしたのは、「フィラデルフィア・チーズステーキ」を食べたかったから。このチーズ・ステーキは、1930年にサウス・フィラデルフィアのOlivieri Familyによってはじめて作られた、という。フィラデルフィア・チーズステーキとは、薄くスライスした牛肉をいためたものにチーズをのせてイタリアン・ロールにはさんだもの。好みでオニオンやマッシュルームをのせることも出来る。

日本のラーメンのように”どこのチーズステーキが一番おいしいか”という問いはとても複雑な質問で、メディアによって、人によって一番おいしいチーズステーキには諸説がある。

今回行ったのは、このフィラデルフィア・チーズステーキを発明した元祖「Pat's King of Steaks」。

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本当は真向かいにある「Gino's Steaks」と「Pat's King's of Steaks」と一つづつチーズステーキを買って食べ比べをしよう、と思ったのだが、寒風吹きすさぶ中長蛇の列に並ぶのに耐えかねて断念した。

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今回(というかいつも同じものになるのだが)頼んだのは、マッシュルームをトッピングにのせたチーズステーキ。Pat'sの場合、チーズはWizチーズ、Provoloneチーズ、Americanチーズから選べるが、オーソドックスにWizチーズにした。それにチーズ・フライ。フレンチフライにチーズをかけたもの。

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Pat'sもGino'sも食べるところは外しかない。この日は本当に寒く、とてもじゃないが外で食べるなんてムリだったので、チーズ・ステーキを買ったら急いで車へ戻らなければならなかった。久々の老舗Pat'sでのチーズ・ステーキをあまりに楽しみにしていて期待感が高すぎたのと、車の中で食べなければならなかったのとで、なんだかおいしさが半減したような気がした。次回フィラデルフィアに行ったら、街中でちゃんと食べるところがあり、車が止められるところに行くことにしよう。

そして夜に食事に行ったのは、Serrano & Tin Angel。AL君が昔ビジネストリップでフィラデルフィアに来た時に、現地の人に勧めてもらったらしく、それ以来ここに何回か来たことがあるのだそうだ。多国籍料理の店で、アジア系、スペイン系、イタリア系、アメリカの家庭料理などいろいろな料理が楽しめる。内装がとても落ち着いた感じで素敵だった。

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今回食べたのは、前菜にHong Kong Dumplings、メインに7 Pepper MeatloafとPaella Marineraを食べた。Hong Kong Dumplingsは普通、7 Pepper Meatloafはここのお勧めメニューだけあっておいしかった。まわりをスモークしたベーコンでラップしてあり、ペッパーの味がぴりりときいていた。付け合せにマッシュポテトとスピニッチが付いてきた。Paella Marinaraは貝類がほとんどだったが、味がとてもよくでていてこちらもおいしかった。

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さてここで終わらず、もう一軒Barに立ち寄ることにした。Serrano & Tin Angelから一ブロックほど離れたところにあるCity Tavern。ここは大ヒットだった。オリジナルは18世紀に建てられた建物で、中にはいるとコロニアル時代にタイムとリップをしたかのようだ。ウエイトレス、ウエイターはコロニアル調の服を着てサーブしている。Websiteを見ると、数々の賞を取っている。メニューもロースト・ダック、ホームメイド・ソーセージ、ターキー・ポットパイ、ブレイズド・ラビットなど、おいしそうなものがずらり。次回は是非ここで食事をしてみたい。

今回は食べたばかりだったので、Barで飲むことにした。Bar、といってもBarカウンターがあるわけではなく、ラウンジとテーブルなどがあるだけだった。でもその素朴な感じが中々よかった。寒かったので、Appleサイダーのラム入りと、City Tavern Warmerを頼んだ。City Tavern WarmerにはAppleサイダーにジャマイカのラム、フランスのブランデー、イギリスのウイスキーが入っているドリンクだ。寒い夜にぴったりで、とっても美味。

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...と、しっかり食べ物も満喫した旅だった。

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フィラデルフィア(その2)-フィラデルフィア美術館

バーンズ・コレクションに行く前日、フィラデルフィア美術館に行った。

折角フィラデルフィアに行くのだから、フィラデルフィア美術館に寄って、セザンヌの「大水浴」を観てからバーンズ・コレクションに行きたいと思ったからだ。セザンヌの「大水浴」は同じ構図の絵が世界に3枚あるが、一枚がフィラデルフィア美術館に、もう一枚がバーンズ・コレクションに、そしてもう一枚がロンドンのナショナル・ギャラリーにある。この絵を見比べたかったのだ。

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(フィラデルフィア美術館-この建物を見ると、いつも映画「ロッキー」のテーマ曲が頭の中に流れ出す...(笑))

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(フィラデルフィア美術館にある、セザンヌの「大水浴」)

フィラデルフィア美術館は何度も来ているが、よく考えてみると時間をかけてちゃんと鑑賞したことがなかった。いつも、バーンズ・コレクションの帰りにちょっと寄るとか、何かの特別展のためにフィラデルフィア美術館に来て、常設展はさっと観て帰るためだ。なので通常は、1階の19世紀~20世紀絵画を観るだけだった。

さて、今回も19世紀~20世紀絵画にまず足を運んだ。セザンヌの「大水浴」や、印象派などを堪能した後、20世紀絵画やデュシャンを観て、2階へ足を運んだ。

今更なのだが、フィラデルフィア美術館の保持する作品の広さに驚いた。「武器・甲冑」もかなりのコレクションだったし、サン=ジュニ=デ=フォンテーヌ大修道院の回廊の一部なども素晴らしかった。中世・ルネッサンス初期の展示物もなかなかだったし、アジア美術、特に日本の茶室、中国の迎賓殿、インドの柱のある広場などは、こんなものあったのか、と驚いた。

更に1階のアメリカ美術では、トーマス・エイキンズの展示品の多さにびっくりした。そしてトマス・モランの「コロラド河のグランド・キャニオン」を観て、またグランド・キャニオンに行きたくなった。アメリカ国立公園の設立に一役買った作品の一つで、グランド・キャニオンの光と空気が感じられるような、そしてカンバスを越えるような空間を感じさせる、力強い、そして美しい作品だ。

新たにいろいろと発見して、ちょっと得をした気分だった。バーンズ・コレクションがメインの旅だったのに、これだけの作品に出会えたなんてラッキーだ。(というか知らなかっただけだけど)

さて、このフィラデルフィア美術館だが、今年は2つ面白そうな特別展がある。ひとつが「Picasso and the Avant-Garde in Paris」。(2月24日から4月25日まで)もう一つが「Late Renoir」(6月17日から9月6日まで)

NYから車でたった2時間の距離。日帰りで行ける距離だ。今年はフィラデルフィアに何度か足を運ぶことになりそうだ。

Philadelphia Museum
26th Street and the Benjamin Franklin Parkway
Philadelphia, PA 19130
(215) 763-8100

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フィラデルフィア(その1)-バーンズ・コレクションを訪ねて

フィラデルフィアへ1泊2日のショート・トリップに行ってきた。

今回の旅の目的はフィラデルフィア郊外にある「バーンズ・コレクション」を観に行くこと。ルノアール181点、セザンヌ69点、マティス59点というコレクションを持つバーンズ・コレクション。このバーンズ・コレクションが、創立者アルバート・バーンズの意思に反し、メリオンからフィラデルフィアの中心地に移ることが決定した。それに伴い、すでにいくつかの部屋が閉鎖されはじめた、という話しを聞いた。このオリジナルの地で是非もう一度作品を観たいと思い、今回のショート・トリップを決めた。

バーンズ・コレクションは、今の時期は週4日のみ開館。完全予約制で、一日のVisitor数に制限があり、予約を取るのが大変だ。私も1ヶ月以上前に予約をしなければならなかった。

数日前の大雪のため、フィラデルフィア一帯は雪に包まれたままだった。

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そして久々に訪ねたバーンズ・コレクションは、やっぱりすごかった。まず最初の部屋に入ると、1回の吹き抜けのホールに、マティスの「ダンス」が出迎えてくれる。その下には、ピカソとマティスがあり、右をみると、スーラの「ポーズする女たち」、そしてその下にはセザンヌの「カード遊びをする人たち」、後ろを振り向くと、ルノアール、セザンヌ、コローの3段がけ。左には、セザンヌの「大水浴」。この1室だけで、美術館が一つできる位だ。大作があまりに沢山ありすぎるため、気をゆるめると大事な作品を見過ごして通り過ごしてしまいそうになる。ここにずっといたい、と思わせる部屋だ。最初の部屋でこれなのに、次から次へと続く部屋もまた、これでもか、これでもか、と素晴らしい作品が展示されている。

バーンズ・コレクションについて特筆することの一つに、そのユニークな展示の仕方が挙げられる。壁いっぱいに並ぶ作品は、作者別でも年代別でもなく、絵の色彩、構成、形などの関係、バランスを考慮し、バーンズ氏の独特の美学に基づいて展示されている。壁全体を鑑賞して欲しいという配慮からこのように展示されているのだそうだ。

作品には、作者の名前や題名はない。各部屋に取り付けられた、ラミネートされた解説書が唯一の作品を知る手がかりだ。それを見ないと、大事な作品に気付かない、ということになりかねない。というか、解説書を見て、こんなのがこんなところに掛かっているの?とびっくりするのだ。

ルノアール、セザンヌ、マティスの他にも、ピカソ46点、スーチン21点、ルソー18点、モジリアニ16点、ドガ11点、ゴッホ7点、スーラ6点、マネ4点、モネ4点とウエブサイトにはある。その他、エル・グレコ、ルーベンス、コロー、クールベ、ユトリロ、ミロ、そして多数のアフリカン・アートなどもある。

不思議なのは、通常これだけの美術品を観ると、そのエネルギーにあてられてぐったり疲れるのだが、バーンズ独特のバランスがとれ、調和された展示方法のせいか、全く疲れを感じない。むしろエネルギーをたっぷりともらい、すっきりとした感じがする。

すでに2階の5部屋が閉まっていたのが残念だ。

フィラデルフィアの目抜き通り、ベンジャミン・フランクリン・パークウェイに新設されるバーンズの美術館の新設地を見た。着々と建設が進められているのが伺えた。アルバート・バーンズは、このユニークに展示された作品を変更しないことを契約書に定めていた。彼の定めた展示方法がバーンズ・コレクションの見所の大事なポイントである。この新しいバーンズ美術館は、いったいどのように展示されるのだろう。それがとても気がかりだ。

それにしても久々のバーンズ・コレクション訪問はとてもよかった。素晴らしい絵画に包まれて、とても幸せな気持ちになった。

The Barnes Foundation
300 North Latch's Lane
Merion, PA 19066-1729
Tel: 610.667.0290

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