Admin New entry Up load All archives
     

オペラ 「ロベルト・デヴリュー」

先日観た「シモン・ボッカネグラ」が今シーズン最高によかった、と思っていたのですが、ドニゼッティの「ロベルト・デヴリュー」もものすご~くよかったです。
Roberto+Devereux+3_convert_20160413110141.jpg

ドニゼッティの女王3部作の3作目である本作品は、なんとMET初演。

勿論私も観たことがありません。

なので楽しみにしていたのですが、ものすご~くパワフルで素晴らしい舞台でした。

ストーリーは1599年のロンドンで、エリザベス女王の最晩年を描いたもの。といっても、史実に忠実ではなく、かなりのフィクションとなっています。

一国の女王であったとしても、人を愛する気持ち、嫉妬する気持ち、など、人間の持つ感情を持ち、その気持ちをどうすることもできない。そしてたとえ女王から寵愛を受けたとしても、人妻であったとしても、自分の気持ちを抑えることが出来ない。

Roberto Devereux 1

そんな男女の気持ちのボタンの掛け違えが生み出す悲劇を描いているのですが、これにドニゼッティのメロディがのることで、登場人物たちの気持ちに共振してしまい、とても切ない気持ちになります。

Roberto Devereux 2

今回の舞台ですが、キャストがとてもよかったです。

エリザベッタ役のサンドラ・ラドヴァノフスキは、エリザベス女王が肖像画から抜け出してきたかと思うようないでたちで、しかも歌が素晴らしい。

ロベルト・デヴリューの恋敵、サラ役はエリーナ・ガランチャ。公爵はマウリシュ・クヴィエンチェン。ロベルト・デヴリュー役は残念ながら私が観た日は代役で、彼の声質はとってもよかったのですが、まわりのキャストの声が太く大きな声の人ばかりのなか、声が小さく感じられバランスがよくなかったのが残念でした。(ソロの部分なんかよくって、私的には声が好きだったのですが)

舞台もよく出来ていたし、衣装も美しく、ホント、とってもいい舞台でした♪

できればもう一度観に行きたいほど。

この作品も超お勧めです♪


**************************************

*ツイッターをはじめました♪ ふぉろーみー @SakuraChanNY

*ランキングに参加しています。ポチポチッと押していただくと嬉しいです♪

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ







     

メトのシモン・ボッカネグラと渡辺謙さん

昨晩はメトの”シモン・ボッカネグラ”の今シーズン初演の日。

先日の”マノン・レスコー”がちょっとがっかりだったので、これはと~っても楽しみにして演目でした。

というのは、指揮者がマエストロ・レバイン、シモン・ボッカネグラをドミンゴ様が演じるから。
IMG_3539_convert_20160403023136.jpg

ってことで、ぬかりなく、シーズン初演の日を選んで行ってきたのですが。。。

今シーズンで一番印象に残ったオペラとなりました。

このプロダクションは新しいものではないのですが、まずメトに入ると着飾った方がたくさんいらっしゃいました。メトってかなりカジュアルなので、シーズンはじめのガラは別として、気合の入っている新プロダクションのオープニングナイトだったら着飾った方もちらほら見ますが、既存のプロダクションのシーズン初演ではあまりこういうのを見ない気がします。

でね、この日はほぼ満席。しかも、なんていうのかな~、久々に観衆が”今日はオペラをみるぞ~”っていう、劇場に充満する熱気、みたいなものを感じたんです。

この感覚って、ひさしぶり。

あ~、昔はこんな雰囲気の日ってよくあったな~、なんてことを肌で思い出していました。

先日の”ルル”ではマエストロ・レバインは降板していたので(って、このオペラについて、ブログに書いていませんでしたね)、体調を戻されて復帰されたこともあって、まずはマエストロ・レバインに向けて観衆からの大拍手がおくられました。

そして、序曲が流れ始めると。。。

あ~、私はメトのオーケストラの音が耳になじんでいるんだな~、としみじみと感じました。

なんかレバインの振るヴェルディは、耳に懐かしく感じるのです。レバインの振る序曲を聴きながら、妙にジ~ンと胸に込み上げてくるものがありました。

それで幕が上がり、ドミンゴ様が舞台に出てくると、拍手の場じゃないのに大拍手。(苦笑)
Boccanegra 1

あ~、やっぱり皆私と同じように、マエストロ・レバインとドミンゴ様のコンビを観に来ているんだな~、と実感しました。

私がオペラを観始めたのは90年代のはじめ。

この間沢山のスター歌手と言われた方が現れては消えていきました。

そんな中で、今も君臨していらっしゃるドミンゴ様は奇跡というか、オペラの神というと言い過ぎかもしれませんが、オペラの巨匠だよな~、と舞台を観ながら感じていました。

ドミンゴ様は声の絶頂期はとうに過ぎ、近年はテノールからバリトン役に変更されていますが、でもね、彼のアーティストとしての表現力というのは、衰えることがなく、役に幅をさらに与えていると思うんですよね。

シモン・ボッカネグラは船乗り、政治家、そして父親の3つの顔を持つ役割で、それぞれの場で違った表現を求められます。表現者であるドミンゴ様はその場、その場でボッカネグラが感じている感情を見事に演じ歌い分けているのですが、ホント、職人技です。特に父親として娘を愛する愛情を表現するシーンなんか、涙ものです。
Boccanegra 2

でね、やっぱりこの日は劇場の質が全然いつもと違いました。

劇場に流れている場のエネルギーが、オペラを愛する人たちの熱気に包まれていました。

あ~、だから劇場で観るオペラはやめられないし、大好きだな~。

そんなふうに心から思えた夜でした。

ホント、楽しかった~。

あっ、今回の舞台はマエストロ・レバインとドミンゴ様だけでなく、他のキャストもすばらしかったです。

今のところ今シーズンで一番よかった舞台でした♪

このオペラは5回きりの公演で、あと4月5日、9日(マチネ)、13日、16日のみなので、興味があったら是非どうぞ。


さて、こんなステキなオペラを観た後、心はホクホクで劇場を出たのですが、終わったのが11時前でした。

メトの横のシアターをふと見ると、”王様と私”もちょうど終わったばかりのようで、人がたくさん出てきています。

れれれ~っ。ってことは、もしかしたら。。。

金曜日だったこともあって、リンカーンシアターの関係者の出入り口に行ってみました。

そうしたら、今”王様と私”で公演されていらっしゃる渡辺謙さんが出口から出ていらっしゃいました~。
IMG_3540_convert_20160403023200.jpg

ナマ謙さんです。

サインもいただきました~。 (王様と私のPlaybillでなくてごめんなさい)
IMG_3541_convert_20160403023214.jpg

きゃ~っ。かっこいい~。

舞台が終わったばかりってもともあってか、ちょっとお疲れの顔をされていらっしゃいましたが、皆さんに快くサインや写真に応じていらっしゃいました。(私はサインをもらっただけで、勇気がなくって写真は一緒に撮れませんでした←小心者です)

また一つ夢がかないました♪

主演でアンナ役でトニー賞を獲得したケリー・オーハラさんも出てきましたが、ホント気さくなかたで、と~ってもキレイでした。

ってことで、ダブルでいいことが重なった金曜日の夜でした



**************************************

*ツイッターをはじめました♪ ふぉろーみー @SakuraChanNY

*ランキングに参加しています。ポチポチッと押していただくと嬉しいです♪

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ

     

メトロポリタンオペラ 「マノン・レスコー」

今シーズンのマノン・レスコーは新プロダクションで、しかもデグリュー役がカウフマンを予定していました。

ってことで、大変楽しみにしていたのですが、間際でキャストチェンジ。

カウフマンが降板して、ロベルト・アラーニャがデグリュー役を演じることに。

Manon+Lescaut_convert_20160315100626.jpg

その初演の日にメトに行ってきました♪

今シーズンのアナウンスメントがあってから、カウフマンのマノン・レスコー、と思っていた私にとって、キャストチェンジはかなりショック。そういうお客さんはたくさんいたかと思います。

そんな中で、メトを救い、歌うことを決意したアラーニャは結構プレッシャーだったのではないかと思います。1幕目はちょっと硬かったのですが、だんだん調子が出てきて、彼らしい歌になりました。

全体的には悪くなかったのですが。。。

アラーニャ演じるデグリューは、思い描けるデグリュー像のまんま、って感じなんです。

で、私が観たかったのは、ちょっと陰のあるカウフマンがデグリューを演じたら、今までに観たことのないマノン・レスコーになるんじゃないかな~、と期待していたんですね。

なので、もともとアラーニャのデグリューと思って観ていたら、それなりによかったのかもしれませんが、やっぱりちょっと残念な気持ちが抜けませんでした。

マノン役はKristine Opolais。キレイな方で、こんなセダクティブなシーンでも、ばっちり。
Manon+Lescaut+2_convert_20160315101654.jpg

プッチーニの美しい旋律を指揮するのはファビオ・ルイジ。彼の指揮するメトの音色はとても美しかったです。

う~む。でも楽しみにしすぎて、ちょっとがっかりな夜でした。オペラってなんて繊細なんでしょうね。(笑)


**************************************

*ツイッターをはじめました♪ ふぉろーみー @SakuraChanNY

*ランキングに参加しています。ポチポチッと押していただくと嬉しいです♪

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ



     

オペラ 「真珠採り」

今シーズンのオペラについては何も書いていなかった私。

なんか今シーズンは観たいオペラがそれほどなかったし、なんとなく力が入らないのですが、それでも一応今のところ5本は観ています。

その中で、1月に入って観たビゼーの「真珠採り」がとてもよかったので、このオペラについて書いておこうと思います。

ビゼーと言えば「カルメン」があまりにも有名ですが、「真珠採り」はビゼーが24歳の時に書いた本格的なオペラ。

METでの初演は1916年、オープニングナイトで初演されたそうで、その時のキャストはエンリコ・カルーソ。(観てみたかったなぁ)その後2回この作品が上演されて以来ず~っと上演がなく、100年ぶりの再演なのだそうです。

私はオペラをほとんどMETでしか鑑賞していないので、この作品を観るのははじめてでした。

キャストは、巫女レイラにディアナ・ダムラウ、ナディールをポレンザーニ、ズルガをクヴィエチェン。
Pearl Fisher 2

巫女が恋と聖なる誓いの板挟みになるというストーリーなのですが、音楽が美しく、プロダクションもすごくよく出来ていてとっても楽しめました♪

今回のオペラでは、舞台をスリランカから現代の東洋の漁村に設定しているのですが、その舞台の美しいこと。
Pearl+Fisher+4_convert_20160124061433.jpg

グラフィックを使用して、漁村ならではの「海」にフォーカスを当て、海辺で海と共に暮らす人びとのようすを巧みに表現している舞台でした。
Pearl+Fisher+5_convert_20160124063003.jpg

巫女レイラ約のダムラウ、声に艶があり、光ってました。なんか最近一段とキレイになったように感じます。
Pearl Fisher 1

音楽が全編美しくって、これを24歳だった青年が書いたとは思えないほど。
Pearl+Fisher+3_convert_20160124061416_convert_20160124061448.jpg

このオペラはもう一度みたい♪ そんなふうに思えたオペラでした。


*****************

*ツイッターをはじめました♪ ふぉろーみー @SakuraChanNY

*ランキングに参加しています。ポチポチッと押していただくと嬉しいです♪

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ




     

メトロポリタン・オペラの2015-2016年のシーズン発表!

今日家に帰ったら、メトロポリタン・オペラの2015-2016年のシーズンの案内が来ていました。

もうこんな時期なのね~。

ワクワクドキドキしながら封筒を開けると。。。

いつもの豪華なパンフレットとは違い、紙質も落ちた折り畳み式のブローシュアーが入っていました。

でも中身が肝心さ!と、ラインアップを見ていくと。。。

れれれっ。 なにこれっ。

観たいものが少ない。。。

いやぁ、こんなシーズンはひっさしぶりだなぁ。過去に一度だけそんな年があったんですけどね。(確かPeter Gelbに劇場支配人が変わる前の年だったっけ)

私個人的にはちょっとガッカリなシーズンなのですが、どんな演目があるか、ざっくりと記載してみたいと思います。


来シーズンの新プロダクションは6作! メト初演は1作のみ。ジェームズ・レバインは何演目かメトで振るようなのでそれは嬉しいのですが、スター歌手がほとんど出演しないみたい。

特に私の大好きなフローレスさまがキャストに入っていなかった(涙) これは大ショックです。(見落としてないよね?)

<新プロダクション>

○オテロ
来年のオープニングナイトを飾るのがオテロ。オテロ役はAleksandrs Antonenko。デズデモーナにSonya Yoncheva。

○ルル
ジェームズ・レバインが指揮。ルル役にMarlis Petersen。伯爵令嬢にSusan Graham。

○真珠採り(Les Pecheurs de Perles)
ビゼーのオペラなんですが、私はこの作品を観たことがありません。なのでこれは楽しみ。メトでこの作品が演じられるのは100年ぶりだとか。ソプラノはDiana Damrau。テノールはMatthew Polenzani。

○マノン・レスコー
2シーズン前に「マノン」が新しいプロダクションになりましたが、プッチーニの「マノン・レスコー」が新プロダクションでお目見えです。指揮はファビオ・ルイジ。マノンレスコーにKristine Opolais、デ・グリューにJonas Kaufman。これは絶対に観たい。

○ロベルト・デヴェルー(Roberto Devereux)
これはメト初演です。78作ほどの作品を残したドニゼッティのオペラ。このオペラについても知らないのでとても楽しみです。

○エレクトラ
メトで「エレクトラ」を観るのは久しぶり。エレクトラにNina Stemme。

<レパートリー>

○トロヴァトーレ
レオノーラにAnnna NetrebkoとAngela Meadeのダブルキャスト。

○ターンホイザー
ジェームズ・レバインが指揮をします。久々にレバインのターンホイザ―が聴きたいです。

○湖上の美人
今シーズンの「湖上の美人」はジャコモ5世役がフローレンスさまだったのですが、とってもよかった
来シーズンの「湖上の美人」もソプラノはJoyce DiDonatoなのですが(彼女もよかったです)、ジャコモ5世役にLawrence Brownlee。これは全く違ったオペラになりそうで、興味があります。

○カヴァッレリア・ルスティカーナ/道化師
今シーズン新プロダクションでメトを飾るのですが、来シーズンは道化師役がアラーニャが演じます。これは観たいかも。

○シモン・ボッカネグラ
レバイン指揮、ドミンゴがさまがシモン・ボッカネグラのコンビ、となれば、やっぱり観ておきたいかも。。。ガブリエーレはJoseph Calleja。


ざっと気になる演目を挙げてみましたが11演目かぁ。今までは絞っても14演目位は観たいのあったよなぁ。

毎年観たい演目ばかりで、絞るのが大変で嬉しい悲鳴を上げていたのですが、観たいのが少ないと少ないでなんか寂しいかも。

******************************

*ランキングに参加しています。ポチポチッと押していただくと嬉しいです。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ


プロフィール

Sakura

Author:Sakura
マンハッタンを眺めながら、ニューヨークの出来事、映画、音楽、おいしいもの、旅の話などを徒然と綴ります。

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新記事

Twitter...

Categories...B

openclose

コンパクト月別アーカイブ

FC2カウンター

検索フォーム

リンク

ブロとも一覧


Mackdadyz Golf & Hot spring Blog ... Season 4 @Hokkaido ...

美肌ケアとニューヨークコスメ。

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR