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オペラ「ナブッコ」 マエストロ・レヴァインとドミンゴさま

昨日、METにオペラを聴きに行きました。

演目はヴェルディの「ナブッコ」

この日は、私にとって、そして多分多くのオペラファンにとっても特別な日だったと思います。

昨日メトに着くと、レパートリーの初演にしては着飾った人たちが多く、しかもほぼ満席。それがここに来た人たちの気持ちを全て表していました。

メトの音楽監督を務めていたマエストロ・レヴァインは、今季が最後という発表。

なので今シーズン、なるべくマエストロ・レヴァインが指揮をするオペラを観ようと思っていたのですが、この日は格別でした。

なぜならこの日は、マエストロ・レヴァインとドミンゴさまが出演する「ナブッコ」の今年初演の日だったから。

生レヴァインさまと生ドミンゴさまの生舞台。

お二人が一緒の舞台が観れる最後のチャンス。その初演の日がこの日だったのです。

マエストロ・レヴァインはパーキンソン病を患われていて、しかも背骨も傷めているので、立って指揮することが出来ず、車いすに座って指揮をされています。

ナブッコの序曲がはじまると、ちょっと出だしはぐらつきを感じましたが、序曲も中盤からはあのレヴァインさまの音になっていました。

ドミンゴさまはテノールからバリトンに転向され、今回はタイトルロールのナブッコ役。ドミンゴさまは歌手であり役者なんですよね。声量もたっぷりだし、声の艶もある。でもそれだけじゃなくて、身体で役を演じる、表現者なんですよね~。

レヴァインさまの振られる音に合わせて、ドミンゴさまが歌われる...

なんか、もうそれを観ているだけで胸がいっぱいになりました。

ところが。

ナブッコと言えば、有名なのが3幕目の「わが思いよ、金色の翼に乗っていけ」のコーラス。

メトのコーラスは定評がありますが、このコーラスをレヴァインさまの振られるオケで聴くのも最後か~、と感慨深く聴いていたのですが、終わった後、拍手がなりやまず。

すると、私たちの気持ちを汲んで、レヴァインさまは、なんと同じ歌をもう一度振ってくれたのです♪

この場面のオケが2度めに鳴り始めた時、心が震えて泣きそうになりました。

今日のNY Timesのレビューによると、レヴァイン様は73歳、ドミンゴ様は75歳。メトではじめて共演してから45年。そしてこの日で329回めの共演なのだそうです。

IMG_6227.jpg 

オペラファンとして今日のような大切な日に、あの場所にいることができて本当によかった~。

もうね、昨日オペラの帰路から、一夜明けた今まで、ず~っとあのコーラスの歌が頭の中を流れているんです。

で、さっきその「わが思いよ、金色の翼に乗っていけ」のコーラスの一部を見つけましたのでリンクを貼っておきます♪ (こちらです)

あ~、昨日のナブッコは、きっと忘れることのできない舞台の一つになることでしょう。

実に感動的な夜でした♪

IMG_6232.jpg 


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オペラ 「ロベルト・デヴリュー」

先日観た「シモン・ボッカネグラ」が今シーズン最高によかった、と思っていたのですが、ドニゼッティの「ロベルト・デヴリュー」もものすご~くよかったです。
Roberto+Devereux+3_convert_20160413110141.jpg

ドニゼッティの女王3部作の3作目である本作品は、なんとMET初演。

勿論私も観たことがありません。

なので楽しみにしていたのですが、ものすご~くパワフルで素晴らしい舞台でした。

ストーリーは1599年のロンドンで、エリザベス女王の最晩年を描いたもの。といっても、史実に忠実ではなく、かなりのフィクションとなっています。

一国の女王であったとしても、人を愛する気持ち、嫉妬する気持ち、など、人間の持つ感情を持ち、その気持ちをどうすることもできない。そしてたとえ女王から寵愛を受けたとしても、人妻であったとしても、自分の気持ちを抑えることが出来ない。

Roberto Devereux 1

そんな男女の気持ちのボタンの掛け違えが生み出す悲劇を描いているのですが、これにドニゼッティのメロディがのることで、登場人物たちの気持ちに共振してしまい、とても切ない気持ちになります。

Roberto Devereux 2

今回の舞台ですが、キャストがとてもよかったです。

エリザベッタ役のサンドラ・ラドヴァノフスキは、エリザベス女王が肖像画から抜け出してきたかと思うようないでたちで、しかも歌が素晴らしい。

ロベルト・デヴリューの恋敵、サラ役はエリーナ・ガランチャ。公爵はマウリシュ・クヴィエンチェン。ロベルト・デヴリュー役は残念ながら私が観た日は代役で、彼の声質はとってもよかったのですが、まわりのキャストの声が太く大きな声の人ばかりのなか、声が小さく感じられバランスがよくなかったのが残念でした。(ソロの部分なんかよくって、私的には声が好きだったのですが)

舞台もよく出来ていたし、衣装も美しく、ホント、とってもいい舞台でした♪

できればもう一度観に行きたいほど。

この作品も超お勧めです♪


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メトのシモン・ボッカネグラと渡辺謙さん

昨晩はメトの”シモン・ボッカネグラ”の今シーズン初演の日。

先日の”マノン・レスコー”がちょっとがっかりだったので、これはと~っても楽しみにして演目でした。

というのは、指揮者がマエストロ・レバイン、シモン・ボッカネグラをドミンゴ様が演じるから。
IMG_3539_convert_20160403023136.jpg

ってことで、ぬかりなく、シーズン初演の日を選んで行ってきたのですが。。。

今シーズンで一番印象に残ったオペラとなりました。

このプロダクションは新しいものではないのですが、まずメトに入ると着飾った方がたくさんいらっしゃいました。メトってかなりカジュアルなので、シーズンはじめのガラは別として、気合の入っている新プロダクションのオープニングナイトだったら着飾った方もちらほら見ますが、既存のプロダクションのシーズン初演ではあまりこういうのを見ない気がします。

でね、この日はほぼ満席。しかも、なんていうのかな~、久々に観衆が”今日はオペラをみるぞ~”っていう、劇場に充満する熱気、みたいなものを感じたんです。

この感覚って、ひさしぶり。

あ~、昔はこんな雰囲気の日ってよくあったな~、なんてことを肌で思い出していました。

先日の”ルル”ではマエストロ・レバインは降板していたので(って、このオペラについて、ブログに書いていませんでしたね)、体調を戻されて復帰されたこともあって、まずはマエストロ・レバインに向けて観衆からの大拍手がおくられました。

そして、序曲が流れ始めると。。。

あ~、私はメトのオーケストラの音が耳になじんでいるんだな~、としみじみと感じました。

なんかレバインの振るヴェルディは、耳に懐かしく感じるのです。レバインの振る序曲を聴きながら、妙にジ~ンと胸に込み上げてくるものがありました。

それで幕が上がり、ドミンゴ様が舞台に出てくると、拍手の場じゃないのに大拍手。(苦笑)
Boccanegra 1

あ~、やっぱり皆私と同じように、マエストロ・レバインとドミンゴ様のコンビを観に来ているんだな~、と実感しました。

私がオペラを観始めたのは90年代のはじめ。

この間沢山のスター歌手と言われた方が現れては消えていきました。

そんな中で、今も君臨していらっしゃるドミンゴ様は奇跡というか、オペラの神というと言い過ぎかもしれませんが、オペラの巨匠だよな~、と舞台を観ながら感じていました。

ドミンゴ様は声の絶頂期はとうに過ぎ、近年はテノールからバリトン役に変更されていますが、でもね、彼のアーティストとしての表現力というのは、衰えることがなく、役に幅をさらに与えていると思うんですよね。

シモン・ボッカネグラは船乗り、政治家、そして父親の3つの顔を持つ役割で、それぞれの場で違った表現を求められます。表現者であるドミンゴ様はその場、その場でボッカネグラが感じている感情を見事に演じ歌い分けているのですが、ホント、職人技です。特に父親として娘を愛する愛情を表現するシーンなんか、涙ものです。
Boccanegra 2

でね、やっぱりこの日は劇場の質が全然いつもと違いました。

劇場に流れている場のエネルギーが、オペラを愛する人たちの熱気に包まれていました。

あ~、だから劇場で観るオペラはやめられないし、大好きだな~。

そんなふうに心から思えた夜でした。

ホント、楽しかった~。

あっ、今回の舞台はマエストロ・レバインとドミンゴ様だけでなく、他のキャストもすばらしかったです。

今のところ今シーズンで一番よかった舞台でした♪

このオペラは5回きりの公演で、あと4月5日、9日(マチネ)、13日、16日のみなので、興味があったら是非どうぞ。


さて、こんなステキなオペラを観た後、心はホクホクで劇場を出たのですが、終わったのが11時前でした。

メトの横のシアターをふと見ると、”王様と私”もちょうど終わったばかりのようで、人がたくさん出てきています。

れれれ~っ。ってことは、もしかしたら。。。

金曜日だったこともあって、リンカーンシアターの関係者の出入り口に行ってみました。

そうしたら、今”王様と私”で公演されていらっしゃる渡辺謙さんが出口から出ていらっしゃいました~。
IMG_3540_convert_20160403023200.jpg

ナマ謙さんです。

サインもいただきました~。 (王様と私のPlaybillでなくてごめんなさい)
IMG_3541_convert_20160403023214.jpg

きゃ~っ。かっこいい~。

舞台が終わったばかりってもともあってか、ちょっとお疲れの顔をされていらっしゃいましたが、皆さんに快くサインや写真に応じていらっしゃいました。(私はサインをもらっただけで、勇気がなくって写真は一緒に撮れませんでした←小心者です)

また一つ夢がかないました♪

主演でアンナ役でトニー賞を獲得したケリー・オーハラさんも出てきましたが、ホント気さくなかたで、と~ってもキレイでした。

ってことで、ダブルでいいことが重なった金曜日の夜でした



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メトロポリタンオペラ 「マノン・レスコー」

今シーズンのマノン・レスコーは新プロダクションで、しかもデグリュー役がカウフマンを予定していました。

ってことで、大変楽しみにしていたのですが、間際でキャストチェンジ。

カウフマンが降板して、ロベルト・アラーニャがデグリュー役を演じることに。

Manon+Lescaut_convert_20160315100626.jpg

その初演の日にメトに行ってきました♪

今シーズンのアナウンスメントがあってから、カウフマンのマノン・レスコー、と思っていた私にとって、キャストチェンジはかなりショック。そういうお客さんはたくさんいたかと思います。

そんな中で、メトを救い、歌うことを決意したアラーニャは結構プレッシャーだったのではないかと思います。1幕目はちょっと硬かったのですが、だんだん調子が出てきて、彼らしい歌になりました。

全体的には悪くなかったのですが。。。

アラーニャ演じるデグリューは、思い描けるデグリュー像のまんま、って感じなんです。

で、私が観たかったのは、ちょっと陰のあるカウフマンがデグリューを演じたら、今までに観たことのないマノン・レスコーになるんじゃないかな~、と期待していたんですね。

なので、もともとアラーニャのデグリューと思って観ていたら、それなりによかったのかもしれませんが、やっぱりちょっと残念な気持ちが抜けませんでした。

マノン役はKristine Opolais。キレイな方で、こんなセダクティブなシーンでも、ばっちり。
Manon+Lescaut+2_convert_20160315101654.jpg

プッチーニの美しい旋律を指揮するのはファビオ・ルイジ。彼の指揮するメトの音色はとても美しかったです。

う~む。でも楽しみにしすぎて、ちょっとがっかりな夜でした。オペラってなんて繊細なんでしょうね。(笑)


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メトロポリタンオペラ 2016-2017シーズン

もう2週間ほど前になりますが、メトロポリタンオペラ 2016-2017シーズンのカタログが届きました。

早っ。こんなシーズンなんですね~。

で、パラパラッ、とカタログをめくったのですが、う~む。私的にはそれほどトキメキがありませんでした。なんか今シーズンもそうだったのですが、観たいオペラが少ないのです。。。なんか寂しいな~。

来シーズンの新プロダクションは6作。今年も私の大好きなフローレスさまがキャストに入っておらず、なんか気合が入らないのですが、サクッと来年のレビューを書いておきます。

<新プロダクション>

トリスタンとイゾルデ(Tristan und Isolde) ワーグナー
オープニングガラがこの作品になります。イゾルデ役がNina Stemme、トリスタン役がStuart Skelton。King MarkeにRene Papeが歌います。

ウィリアム・テル(Guillaume Tell) ロッシーニ 
去年外付けファイルのデータが喪失し、一応大枚はたいて(笑)データは取り戻したものの、ファイル名は紛失したままなので、大量に戻ってきたExcelファイルのどれに私の力作のOpera Dataが入っているかがわからない。ってことはこのオペラを観たことがあるか不明。。。でも新プロダクションなので観に行きます。

はるかな愛(L'amour de Loin) サアリアホ
2000年にお目見えしたオペラでフィンランド人のサアリアホが作曲。これは楽しみ♪

ロミオとジュリエット(Romeo et Juliette) グノー
ジュリエットはトリプルキャストですが、Diana Damrauで観たい。ロミオはダブルキャストでVittorio GrigoloとStephen Costello。今年私の好きなフローレス様がどこかでロミオを演じていたみたいですが、フローレス様で観たかったな~。

ルサルカ(Rusalka) ドヴォルザーク
ルサルカ役はKristine Opolais。ルサルカは久しく観ていないと思うので、これも楽しみ。

ばらの騎士 (Der Rosenkavalier) シュトラウス
これは大好きなオペラで、前のプロダクションは結構好きでした。レヴァインが指揮で、公爵夫人にRenee Fleming。
どんな舞台になるのでしょうか?

<レパートリー>

2016-2017のシーズンに、アンナ・ネトレブコは次の2つに出演します。

マノン・レスコー
エフゲニー・オネーギン

でもこの二つはネトレブコで観ているし、どうしようかな~。

シラノ・ド・ベルジュラック (Cyrano de Bergerac)
このオペラは観たことがないので絶対行きます♪

清教徒(Il Puritani)
エルヴィラ役にDiana Damrau。このオペラは好きなので、時間があったら行くかも。

あとはNabuccoでレバイン指揮、ドミンゴ様がNabucco役で出るので行こうかな~。

。。。とこんな感じです。

う~む。こうして書いてみるとやっぱりあんまり力が入らないな~。

個人的にはそんな来シーズンになりそうです。

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