2011.09.15(木)
今回のウエスト・ヴィレッジ散策で通りかかった、いくつかのスポットを紹介したいと思う。
まずはBedford Street(ベッドフォード通り)にある、”ツイン・ピーク”。(102 Bedford Street)

普通は屋根のピークが一つなのに対し、このお家にはピークが二つもある。このかわいい建物は1835年のもので、カトリーヌ・ドヌーブとジャックレモンの”幸福はパリで”という映画の中で、パーティーシーンが開かれる家として出てきた。
そしてその隣にあるこの家は、昔、窓のフレーム屋さんを開いていたおうち。

昔は大きなガラス窓を作る技術がなかったので、小さなガラスをこうやってつなげた窓が多かった。だからそれを支える木のフレームも同じくらい大事な仕事だったのだ。

さて、窓のフレーム屋さんの通りをはさんで、Grove StreetとBedford Streetの角を見ると...

この外装に見覚えがある人は、かなりのアメリカのドラマ通。

ジェニファー・アニストンが出ていたドラマ”フレンズ”で、彼らが住んでいたとされる建物が、コレ。
さて、この邸宅は、ヴィレッジで一番間口が狭いおうち。幅3m弱!(1/2 Bedford Street)
次は、Cherry Lane Theater (チェリー・レーン劇場)

この劇場は、マンハッタンで正式に劇場として使われているものとしては一番古い建物なのだとか。元は小さなビールの醸造所だったらしい。
Grove Courtは、昔のRowの街並みが残っているところ。

Rowの街並みとは、四角い一角くに、中央を馬車道として開けて、タウンハウスが横一列に数件くっついていて建てられた住居のこと。

実は今回知ったのだが、オー・ヘンリーの”最後の一葉”という物語は、ここで書かれたのだとか。
このお話は、学校の教科書かなんかで読んだ覚えがある。とても好きなストーリーだった。
病気の女性が窓から見える蔦の葉がすべて落ちたら自分の命が尽きるだろう、と思っていた。それを聞いた画家が、葉が絶対に落ちることのないよう、夜のうちに葉の絵を壁に描いた...
ガイドさんの話では、この葉を描いた人は、風邪をこじらせ、実はこの人が先に旅立つことになってしまったのだそうだ。
さて、ちょっと場所がかわり、Sheridan Square(シェリダン・スクエア)の一角にある、Stone Wall(ストーン・ウォール)。

1969年6月27日。当時もゲイの人たちのたまり場であったこのバーに、いつものように彼らに乱暴を働こうと警官がやってきた。が、その暴君ぶりに我慢が出来なくなったゲイの人たちが大暴動を起こし、これが全米に飛び火した。そして同性愛の人権擁護運動がはじまった。
今でもまだ同性愛について議論がされているけれど、当時に比べたらずっとオープンになってきている。そのきっかけとなったのが、この場所だ。
その向かいにあるパーク、クリストファー・パークには、男同士、女同士が仲良く並ぶ彫刻がある。

その彫刻の横で、ぐうすかと居眠りしているおじさんを発見。

そしてそのちょっと先には、Northern Dispensaryが。

この建物は1831年に建てられた医療クリニック。
駆け足に紹介したが、まだまだ他にも素敵な場所が沢山のヴィレッジ。
ただ歩いているだけでも、
こんなかわいい窓辺や、

子供達、

ご主人さまとブランチを楽しむ犬、なんかに遭遇したりする。

ミッドタウンにはない世界がここには、ある。
*******************************************************
クリック募金をしています。1回クリックするだけで1円募金ができます。
こちらもクリックいただけると嬉しいです。

にほんブログ村

まずはBedford Street(ベッドフォード通り)にある、”ツイン・ピーク”。(102 Bedford Street)

普通は屋根のピークが一つなのに対し、このお家にはピークが二つもある。このかわいい建物は1835年のもので、カトリーヌ・ドヌーブとジャックレモンの”幸福はパリで”という映画の中で、パーティーシーンが開かれる家として出てきた。
そしてその隣にあるこの家は、昔、窓のフレーム屋さんを開いていたおうち。

昔は大きなガラス窓を作る技術がなかったので、小さなガラスをこうやってつなげた窓が多かった。だからそれを支える木のフレームも同じくらい大事な仕事だったのだ。

さて、窓のフレーム屋さんの通りをはさんで、Grove StreetとBedford Streetの角を見ると...

この外装に見覚えがある人は、かなりのアメリカのドラマ通。

ジェニファー・アニストンが出ていたドラマ”フレンズ”で、彼らが住んでいたとされる建物が、コレ。
さて、この邸宅は、ヴィレッジで一番間口が狭いおうち。幅3m弱!(1/2 Bedford Street)
次は、Cherry Lane Theater (チェリー・レーン劇場)

この劇場は、マンハッタンで正式に劇場として使われているものとしては一番古い建物なのだとか。元は小さなビールの醸造所だったらしい。
Grove Courtは、昔のRowの街並みが残っているところ。

Rowの街並みとは、四角い一角くに、中央を馬車道として開けて、タウンハウスが横一列に数件くっついていて建てられた住居のこと。

実は今回知ったのだが、オー・ヘンリーの”最後の一葉”という物語は、ここで書かれたのだとか。
このお話は、学校の教科書かなんかで読んだ覚えがある。とても好きなストーリーだった。
病気の女性が窓から見える蔦の葉がすべて落ちたら自分の命が尽きるだろう、と思っていた。それを聞いた画家が、葉が絶対に落ちることのないよう、夜のうちに葉の絵を壁に描いた...
ガイドさんの話では、この葉を描いた人は、風邪をこじらせ、実はこの人が先に旅立つことになってしまったのだそうだ。
さて、ちょっと場所がかわり、Sheridan Square(シェリダン・スクエア)の一角にある、Stone Wall(ストーン・ウォール)。

1969年6月27日。当時もゲイの人たちのたまり場であったこのバーに、いつものように彼らに乱暴を働こうと警官がやってきた。が、その暴君ぶりに我慢が出来なくなったゲイの人たちが大暴動を起こし、これが全米に飛び火した。そして同性愛の人権擁護運動がはじまった。
今でもまだ同性愛について議論がされているけれど、当時に比べたらずっとオープンになってきている。そのきっかけとなったのが、この場所だ。
その向かいにあるパーク、クリストファー・パークには、男同士、女同士が仲良く並ぶ彫刻がある。

その彫刻の横で、ぐうすかと居眠りしているおじさんを発見。

そしてそのちょっと先には、Northern Dispensaryが。

この建物は1831年に建てられた医療クリニック。
駆け足に紹介したが、まだまだ他にも素敵な場所が沢山のヴィレッジ。
ただ歩いているだけでも、
こんなかわいい窓辺や、

子供達、

ご主人さまとブランチを楽しむ犬、なんかに遭遇したりする。

ミッドタウンにはない世界がここには、ある。
*******************************************************
クリック募金をしています。1回クリックするだけで1円募金ができます。
こちらもクリックいただけると嬉しいです。

にほんブログ村
