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映画 「ダラス・バイヤーズ・クラブ」

よ~し。やっと映画ネタまでたどり着いたぞ~。

ちょっと前に観たものになりますが、「Dallas Buyer's Culb(ダラス・バイヤーズ・クラブ)」。
Dallas Buyers Club 0

実話をもとにした物語です。

ハンサムでパーフェクト・フェース&ボディの美男マシュー・マコノヒーが激痩せして役作りに挑んだ、ということでも話題になっていました。

どんなふうに激痩せしたかというと...
Dallas Buyers Club 5-1

ちょっと見た目、本人かわからないくらいの痩せぶり。すごい役作りです。

こんなに体を絞り込んで挑んだ作品は、いったいどんなストーリーかと言いますと...

*************

ダラスで電気技師をしているロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は、そのかたわらロデオ大会にも出場するカウボーイ。

ドラッグ、女などに手を出し、ゲイを嫌うレイシスト。

そんな彼がHIV陽性で余命30日と宣告を受ける。HIVというと当時はゲイの人がかかる病気、という認識。レイシストの彼は、何故自分がそんな病気にかかるのか、といぶかしく思い、図書館で調べると、ドラッグの注射の使いまわしや、避妊具なしのセックスから感染することが判明。

さらにアメリカにはまだ有効な治療薬がないことを知る。

海外ですでに出ている治療薬を求めメキシコに向かい、生きながらえ、この治療薬をアメリカで売れば商売になると思いついたロンは、薬をアメリカに持ちこみ、バイヤーズクラブを設立し販売をはじめる。
Dallas Buyers Club 3

*************

私がアメリカに来た頃がまさに80年代中ごろ。当時エイズは不治の病、っていう認識で、キュアがないのだと思っていました。でもアメリカ以外の国では既に治療薬があったんですね。

アメリカが当時なんでHIV治療薬の研究に遅れていたかというと、レーガン政権時、HIVへの研究費用のサポートがほとんどなかったため。さらに海外で認可されている治療薬が使えなかったのは、政府が認可していなかったから。

同性愛者がかかる病気とされているエイズは、放っておけば同性愛者撲滅につながります。これって1980年代半ばの話です。こんな近年でもこんなことがあったのです。

アメリカのキリスト教保守派の人は、いまだにゲイの人たちの存在や結婚について否定していて反対運動を行っています。でも多分あと数年もすると、そちらのほうが少数派になるんじゃないか、って思っています。かたくなに反対している世代はだんだん少なくなり、我々やそれ以降の世代の意識はもう変わってきていますので。

この同性愛者撲滅は、そんなキリスト教保の守派的理念のもと行われていたと思うのですが、宗教が人を救うのではなく、人を排他する、っていうのが、こんな近年でも行われていた(しかも国をあげて)、というのにショックを受けました。


ゲイを毛嫌いしていたロンですが、金儲けだけでなく、自分もかかった不治の病と言われる病気の人々を実は助けることができるということを自ら体験し、そのワクチン販売作戦を駆使していきます。

人間のもつ可能性、って本当に奥が深いというか、どこにどんなスイッチがあるのかわからないものです。

映画の最初に出てくるロンが、同性愛者と係わり合い、助ける人になるとは、誰が想像したでしょう。

映画の中でワクチン販売拡大に力を貸したレイヨンという男性が出てきます。
Dallas Buyers Club 1

彼はトランスセクシャルで女性の格好をしているという、ちょっと前のロンだったら近くによることさえしないような人。なのですが、二人の間に心が通い、やがてビジネスパートナーとして助け合う仲となります。

このレイヨンを演じるジャレッド・レトーがまたすごい。

彼も役作りのために相当減量し、
Dallas Buyers Club 4

レイヨンになりきって演じる姿に鬼気せまるものを感じます。
Dallas Buyers Club 6

ゴールデン・グローブではマシュー・マコノヒーもジャレッド・レトーもノミネートされていました。彼らの演技もすごいけど、実話に基づくこのストーリーは胸を打ちました。

政府が認可していないから、今出来る治療はこれだけ、という枠にとらわれず、自分のハートで感じた直感にしたがい、自分で調べ、自分で切り開き、自分だけでなくそれを必要としている人に与えていこうというさまに心を打たれました。

人ってどんな可能性を秘めているかわからない。本当にそうなのか、という疑問を持ち、時に他人が作った枠をのり超えて、自分の感じる真実に向かって突き進むことは大切なのだ、と考えさせられました。

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Re: タイトルなし

こんにちは。

この映画に興味を持っていただいて嬉しいです!
> 何ごとも世間や偏見の目で見ないで、自分で判断したいと。本当の意味で賢い事ではないかと思います。
実生活でそれを見極めてやることは難しいのですが、でも私もそうありたいです。

この二人の俳優に激ヤセ役づくりは脱帽ものです。

> 人の可能性って誰にも決める事など出来ないほど無限なんだと思います。
> それは普通の人や世間でダメダメだと言われる人ほど凄い底時からを持っているのかなと思う事もあります。
> きっと大きなきっかけがあれば、自分を転換できるチャンスなのかもしれません。
本当にそう思います。人それぞれに無限な可能性を秘めているんですね。で、どこでそれが現れるかわからない
のが人生の面白いところだと思います。

ご覧になられたらまた感想をお聞かせください!
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