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映画 「マンデラ: 自由への長い道」

今週末のゴールデングローブまで巻きが入ってきました。

今日は、映画「マンデラ:自由への長い道」の映画について語りたいと思います。
Mandela 4

マンデラこと、ネルソン・マンデラ元大統領が死去されたのは、去年の12月5日のこと。
Mandela 5

この映画は、ネルソン・マンデラ氏の自伝映画で、彼の子供時代から、最初の結婚、弁護士時代、政治活動、二度目の結婚、27年半の獄中生活、そして南アフリカ初の黒人大統領になるまでを描いています。
Mandela 3-1

私は恥ずかしながらネルソン・マンデラ氏のことは、それほどよくは知らなかったのですが、彼がどんな人生を歩み、どんな考えを持ち、リーダーシップをとってきたのかを、この映画を通して垣間見ることができました。

この原作を読んでいるAL君によると、ストーリーに深さが足りない箇所がたくさんあり不満のようですが、私のように知識が浅いものにとっては、マンデラ氏の人生についてを知るきっかけとなり、興味深く見ることができました。(でもさらに深く知るために本を読みたいです)

映画を通して、マンデラ氏のベースとなる考え方を象徴するような会話(言葉)が出てきます。

うろ覚えで申し訳ないのですが、

誰も生まれたときには肌の色や宗教の違いで人を嫌ったりはしないこと。
嫌悪(Hate)という感情は、生まれてから誰かに教えられて学ぶ感情であること。

もし嫌悪(Hate)を学ぶことが出来るのならば、
我々は、愛することをもっとたやすく学べるはず。

愛するということは、人間の心に生まれ持った本質であり、
嫌悪よりももっと自然に人間の心に宿っている感情なのだから。


また、正式に釈放される前に、マンデラ氏がロベン島からケープタウンにある邸宅で監視されながら暮らすようになった時に、彼の親族や友人が集まりパーティをするのですが、集まった子供たちがガードをしている白人にむかってからかいながらお尻を振るシーンがありました。

子供たちの行為を見て、マンデラ氏は「なんでそんなことをするんだ?彼らが白人だからか?」と聞きます。
「そうだ」と答える子供たちに、「それでは白人が自分たちにしていることと同じじゃないか?私たちはそれよりも賢く(Better)にならないといけないよ」と諭します。


結婚して数年後に牢獄に入れられたマンデラは、2度目の妻ウィニーとほとんど別々に暮らすことになりました。ウィニー自身も活動家となり投獄された経験を持ちましたが、マンデラが折角釈放された後、お互いの考え方の違いから、別れることになります。

過激な発言をし、怒りにまかせて武力を持って暴動を扇動するウィニーをはじめとする活動家たちの騒乱が悪化する中、マンデラは「自分を投獄し、自分を虐げた人がたちを許す」という演説をします。「27年間も投獄生活を送った私が許すことが出来るのであれば、皆も許すことができるのではないか」とテレビに向かって民衆に語りかけるのです。

先日の「映画 あなたを抱きしめる日まで」もそうでしたが、ここでもまた「許し」がキーワードになっています。

日本ではやられたらやりかえす”倍返し”が流行りましたが、それでは同じことの繰り返し。マンデラはあえて”憎しみの連鎖を断ち切る”唯一の方法、「許すこと」によって、南アフリカの平和と、白人、黒人の垣根を越えた平等の権利を訴えたのです。


AL君の説明によると、マンデラは投獄生活を送っていた時、たくさんの書物を読み、いろいろなことを学び、学を深めたそうです。また周りには自分の仲間たちも一緒にいたことも幸いだったと思います。

Mandela 2

対してウィニーの投獄生活は孤独で、陰湿な目にもあい、自分の中に溜め込んだ怒りの解放が、武器を持って抗争することに向かっていったように思われました。

Mandela 1

もとの資質は同じだったかもしれないのに、置かれた状況によって全く別の信念を持つこととなり、違った道を歩むこととなってしまった二人はとても対象的に感じられました。


2時間19分と決して短い映画ではありませんが、彼の類稀な人生を描くのはきっといくらあっても足りないはずで、駆け足で彼の足跡をたどる感は否めませんが、それでもマンデラ氏の平和への道のりを切り開くために「許す」ことを選ぶ生きざまを垣間見れたことは、私にとってはとても大切な意味のある作品でした。


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Re: タイトルなし

こんにちは。

マンデラ氏について、ご興味があられたのですね。でしたら、この映画も興味深く感じるかと思います。

> 感情に流されず信念と、どんな事があっても諦めず変わらず、誇りを持ち続ける事なんだなとネルソン・マンデラ氏の本を読んだ時に感じました。私が思う一流と思われる人々に共通しているのは謙虚で物事の全体を見る事ができ寛容だなと。

そうですね。流されない信念と自分に対する誇り、謙虚で物事の全体を見ることができること、寛容な事、どれも本当に大事だと思います。

> 平和は遠い所にあるんではなくて、まずは自分から一歩勇気を持って、小さな自分を乗り越えていかなくてはと思うものです。

同感です!変えられるのは自分だけ。例え小さな一歩でも自分の信じる道を切り開いて歩んでいくことが、私たちにできることで、それが生まれてきた理由であり生きることなんですよね。

素敵なコメントをありがとうございました!
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