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映画 「ウォルト・ディズニーの約束」

映画「メリーポピンズ」は、私の母が大好きだった映画の一つで、「メリーポピンズ」の本は子供の頃に原作も読んだし、映画も何度も観ているし、母がNYに遊びに来た時丁度ブロードウェイで「メリーポピンズ」を上演したので一緒に観に行った、私にとってはとても身近な作品。

「ウォルトディズニーの約束(原題:Saving Mr. Banks)」は、映画「メリーポピンズ」がどのように誕生したのか秘話話だと聞いて、これは観たい!と楽しみにしていました。

ウォルト・ディズニーをトム・ハンクスが、メリーポピンズの原作者トラバースをエマ・トンプソンが演じています。
Saving Mr Banks 2-1


ウォルトディズニーは「メリーポピンズ」の映画化を望んでいたが、原作者P.L.トラバース(エマ・トンプソン)はそれを長年頑なに拒んでいた。ところが彼女が財政難に陥り、エージェントにも促されて、ウォルト・ディズニーとの映画化の交渉に応じることにする。

ロンドンからアメリカのロサンゼルスにやってきたトラバースを、ディズニー・スタジオはVIP待遇でもてなす。専属のリムジンを付け(ドライバーはポール・ジアマッティ)、ホテルの部屋はディズニー・キャラクターのグッズでいっぱい。それを見たトラバースは(私だったら狂喜乱舞してしまいそうなシチュエーションなのだけど)「私は9歳の子供じゃないのよっ」と、キャラクターグッズをクローゼットにしまい込む。

スタジオではアメリカ流にファーストネームの”パメラ”と呼ぶと、いちいち”ミセス・トラバース”と言い直させ、差し入れのお菓子は全て下げさせる。それにとどまらず、映画の監修作業に入ると、ミュージカルはだめ、キャスティングもだめ、衣装も美術もだめ、アニメーションもだめと、ダメだしばかり。

皆トラバースの横柄な態度にヘロヘロ。本当に「メリーポピンズ」の映画は完成するのだろうか?


監修作業中のトラバースを見ていると、うわ~っ、こんなネガティブ光線大放出の人と同じ部屋で何日も仕事をしていたら神経参りそうっ、て思うほど、難しい人でした。それでも彼女の難癖を聞き入れながら作品を作り上げていった人たちはすごいです。(最終的には、彼女がNOと言ったことも彼女の意向を無視して取り入れていたようですが)

作品では、それと平行してトラバースの幼少時代がフラッシュバックで流れます。

幼少をオーストラリアで過ごしたトラバース。
Saving Mr Banks 4

彼女の父親(コリン・ファレル)はとっても子煩悩で娘を深く愛しています。そしてトラバースもそんな父親をものすごく慕っていました。でも彼はアル中で、一家はそんな父親を抱えて苦労をします。
Saving Mr Banks 3


原題の"Saving Mr. Banks”のバンクス氏とは、メリー・ポピンズが世話をする子供のお父さんのこと。そしてトラバースはバンクス氏に亡き父親の影を重ねていました。

トラバースのあらゆることに対する”No, No, No!!!"に、まわりも彼女自身も辟易していた時。

彼女が発した「この作品は家政婦が子供たちを救う話なんかじゃないの」という言葉で、ウォルト・ディズニー(トム・ハンクス)は彼女はなぜ頑なに「メリー・ポピンズ」を守ろうとするのかに気が付きます。

幼少の頃の彼女と父親の関係にあるとわかったウォルトは、彼女をディズニー・ランドに招き、自ら案内して回ります。

その時にウォルトは自分と父親の関係を語ります。そして彼女に、父親を愛しているけれど、辛い思いも同時に抱え込んで生きている彼女に、もうその思いをもう解放してあげたらどうだい?と語ります。
Saving Mr Banks 5-1

ずっと抱えている思い込み、信念を手放すこと。

その思いが大きければ大きいほど、手放すのが難しい。手放すと楽になるのに、その思いと共に長いこと生きているので、手放せない...。

簡単なことじゃないですよね。


あの「メリーポピンズ」が、こんな大変な思いをして制作されたことも意外でしたが、原作者トラバースが、気難しい人だった、ということに驚きました。

この作品で光っていたのはエマ・トンプソン。眉間に皺を寄せ、二コリともせず、毒気のある言葉を吐き続けるトラバース。楽な役じゃなかったと思います(笑)。そんな難しい役を見事に演じていました。
Saving Mr Banks 1


監修中の会話をテープにとりながら作業しているのですが、その実際のテープがエンドクレジットで流れます。それを聞くと、エマ・トンプソンの役作りがトラバースと酷似しているかがわかります。ってことは、ホントにトラバースはダメだしばかりしていたってこと。

そんな中から世界中に愛される名作「メリーポピンズ」が誕生した、っていうのは実に面白いです。


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Re: タイトルなし

こんにちは。

私も映画「メリーポピンズ」にそんな誕生秘話があるとは知りませんでした。映画で観るトラバース氏は映画としてみていても”うわ~っ”って思う人なので、実際一緒に仕事をしたらたまらないだろうな~、と思いました。

お父さまとの関係、話ができた、っていうのはいいことですよね。自分の感情を押し殺したまま自分の中に溜め込んでしまうとだんだん自分が疲れてきて、やがては本当の感情がわからなくなってきてしまいます。だから解放してあげないといけないんですよね。

まわりに素敵な方々がいてくださったのは人生のギフトですよね!

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マンハッタンを眺めながら、ニューヨークの出来事、映画、音楽、おいしいもの、旅の話などを徒然と綴ります。

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