2014.11.05(水)
伊勢神宮 - 外宮(その1)
さて、東京を後にし、私が向かったのは伊勢市。
伊勢神宮にお参りをしてきました。 (すっかり体はアルコール消毒で、浄化済み ← ホントかい?)
伊勢駅では観光案内所があったので、そこで現地の地図をいただき、いろいろと教えていただきました。
荷物を駅のコインロッカーに預け、出発です。
ってか、日本のコインロッカーシステム、ってすごいです。小型のキャリーバッグくらい預けられるスペースがちゃんとあるんですね。ニューヨークでそんなことしたら、1時間後にはこじ開けられて、中身がなくなってます。
そうそう。伊勢駅を出たところにも、手荷物を預けられるところがあり、ホテルまで届けてくれるサービス、なんてのもありました。さすが日本。
さて私は今回、伊勢神宮に行くと決めたものの、伊勢神宮についてほとんど何も知りませんでした。
伊勢神宮とは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(内宮)と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(外宮)の両大神宮を中心に、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があり、これら125の宮社を総称しています。
伊勢神宮では、まず豊受大神宮(外宮/げぐう)を先にお参りし、そして皇大神宮(内宮)をお参りするのが神宮のお参りの仕方なのだそうです。
ということで、まず外宮をめざしました。
伊勢市駅から5分ほど歩くと、伊勢神宮の外宮入り口に着きます。
伊勢神宮の外宮は豊受大神宮ともいい、豊受大御神が祀られています。
表参道火除橋を左側通行で通ると左側に手水舎があります。
そしてちょっと歩くと、第一の鳥居が見えてきました。
外宮の中は整然としています。ここをまっすぐ行くと、正宮があります。
ここが正宮。ここから先は撮影禁止です。
ここで豊受大御神にごあいさつをします。
正宮の横には古殿地がありました。
伊勢の神宮では20年に一度、社殿などを新しく造り替え、新殿に遷りいただくのだそうです。去年がその「式年遷宮」の年であったため、正宮の社殿は新しく、きれいでした。
で、去年まで社殿があった場所が、古殿地といい、20年後にまた新しい社殿がここに建つことになります。
正宮のまわりにあった木々。
三つ石
遷宮の諸祭で使われた道具を、この川原祀所でお祓いしているのだそうです。まわりが縄で囲われていました。
ここから別宮遥拝所へ向かいます。
まずはカメのような形をしている「亀石」を渡ります。
まず出てくるのが”風宮(かぜのみや)”
風の神さまをおまつりしています。
そして”土宮(つちのみや)”
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をおまつりしています。
階段を登ったところには、
”多賀宮(たかのみや)”があります。
ここは豊受大神(とようけのおおみかみ)の荒御魂(あらみたま)をおまつりされています。
外宮の中には、このような大きな木がたくさん生えていました。
ぐるっと外宮をお参りした後、「せんぐう館」に寄ってみました。
ここは式年遷宮の資料館です。
個人的に、ここに立ち寄ったことは正解でした。
最初にも書きましたが、私は伊勢神宮について、本当に無知でした。なので、ここに来る前にサイトでイロイロと調べてはみたのですが、どうもピンとこなく、わからないことが多かったのですが、この資料館では
*式年遷宮についてをさまざまな視点から映像で紹介するシアターや
*伊勢神宮の歴史や儀式についての説明
*社殿をはじめとする、伝統工芸についての説明
*遷御の儀のイメージの模型図
*外宮社殿の配置模型
*さらに外宮正殿の原寸大模型
などが展示されていて、それぞれに詳しく説明書きが付いています。
私はここで、伊勢について随分と理解を深めました。
伊勢って、本当にすごいところなんですね。(いまさらですが)
伊勢神宮では、年間1100以上もの儀式が行われるそうです。これを読んで?!!!と思ったのですが(だって、これだと1日平均3回儀式があるってことで。)、でも本当なんですね。
まず1日2回、朝食と夕食の準備とお供え。これも大事な儀式で、すべて古代からの方法を受け継ぎ、火を手で起こすところからはじまっているのだそうです。
すっ、すごい。
社殿の建てられ方、儀式に使われる道具の数々。全てが伝統工芸を受け継ぎ、今に続いているのです。
はあ~っ。
で、ここに来る前によく理解できていなかった、なぜ20年に一度社殿を移すのか?
社殿は1300年前からつづく匠の方たちの手作業で造られるすばらしい伝統工芸ではありますが、その当時の技術で作られる木造建築であり、20年ほどたつと、木が古くなったり、社殿が傷んだりしてしまうこと。そもそも長く持たせるための作りではなく、何年に一度は建てなおす前提の造りであったのですね。
神のいらっしゃる場所であるので、清浄を保つこと、神さまが新しい場所へ移ることで、神のパワーも若返り、ご利益が維持されること、という考えもあるそうで、20年に一度、全く新しく社殿を作り直し、新殿に神さまをお迎えする”遷宮”という儀式を行っているのだそうです。
”遷宮”が終わるとホッとするのもつかの間、次の20年に向けて仕事がはじまるのだそうです。
なんというエンドレスなお仕事。。。
とにかく1300年間、ずっと造り替えられ続けてきたのが、伊勢神宮で、昔も今も、たくさんの人たちの手で、それが受け継がれてきていたということに、ものすご~く驚きました。
外宮に参拝される人数を考えると、せんぐう館に来ている人の数はほんのわずかのように感じられたのですが、このせんぐう館、本当に勉強になりました。お勧めです。
あと、ここで感じたのは、日本という国とお米との関係。。。 これについては、どこかでまた書いてみたいな~、と思っています。
長くなったので、つづく。
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伊勢神宮にお参りをしてきました。 (すっかり体はアルコール消毒で、浄化済み ← ホントかい?)
伊勢駅では観光案内所があったので、そこで現地の地図をいただき、いろいろと教えていただきました。
荷物を駅のコインロッカーに預け、出発です。
ってか、日本のコインロッカーシステム、ってすごいです。小型のキャリーバッグくらい預けられるスペースがちゃんとあるんですね。ニューヨークでそんなことしたら、1時間後にはこじ開けられて、中身がなくなってます。
そうそう。伊勢駅を出たところにも、手荷物を預けられるところがあり、ホテルまで届けてくれるサービス、なんてのもありました。さすが日本。
さて私は今回、伊勢神宮に行くと決めたものの、伊勢神宮についてほとんど何も知りませんでした。
伊勢神宮とは、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る皇大神宮(内宮)と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る豊受大神宮(外宮)の両大神宮を中心に、14所の別宮、43所の摂社、24所の末社、42所の所管社があり、これら125の宮社を総称しています。
伊勢神宮では、まず豊受大神宮(外宮/げぐう)を先にお参りし、そして皇大神宮(内宮)をお参りするのが神宮のお参りの仕方なのだそうです。
ということで、まず外宮をめざしました。
伊勢市駅から5分ほど歩くと、伊勢神宮の外宮入り口に着きます。
伊勢神宮の外宮は豊受大神宮ともいい、豊受大御神が祀られています。
表参道火除橋を左側通行で通ると左側に手水舎があります。
そしてちょっと歩くと、第一の鳥居が見えてきました。
外宮の中は整然としています。ここをまっすぐ行くと、正宮があります。
ここが正宮。ここから先は撮影禁止です。
ここで豊受大御神にごあいさつをします。
正宮の横には古殿地がありました。
伊勢の神宮では20年に一度、社殿などを新しく造り替え、新殿に遷りいただくのだそうです。去年がその「式年遷宮」の年であったため、正宮の社殿は新しく、きれいでした。
で、去年まで社殿があった場所が、古殿地といい、20年後にまた新しい社殿がここに建つことになります。
正宮のまわりにあった木々。
三つ石
遷宮の諸祭で使われた道具を、この川原祀所でお祓いしているのだそうです。まわりが縄で囲われていました。
ここから別宮遥拝所へ向かいます。
まずはカメのような形をしている「亀石」を渡ります。
まず出てくるのが”風宮(かぜのみや)”
風の神さまをおまつりしています。
そして”土宮(つちのみや)”
大土乃御祖神(おおつちのみおやのかみ)をおまつりしています。
階段を登ったところには、
”多賀宮(たかのみや)”があります。
ここは豊受大神(とようけのおおみかみ)の荒御魂(あらみたま)をおまつりされています。
外宮の中には、このような大きな木がたくさん生えていました。
ぐるっと外宮をお参りした後、「せんぐう館」に寄ってみました。
ここは式年遷宮の資料館です。
個人的に、ここに立ち寄ったことは正解でした。
最初にも書きましたが、私は伊勢神宮について、本当に無知でした。なので、ここに来る前にサイトでイロイロと調べてはみたのですが、どうもピンとこなく、わからないことが多かったのですが、この資料館では
*式年遷宮についてをさまざまな視点から映像で紹介するシアターや
*伊勢神宮の歴史や儀式についての説明
*社殿をはじめとする、伝統工芸についての説明
*遷御の儀のイメージの模型図
*外宮社殿の配置模型
*さらに外宮正殿の原寸大模型
などが展示されていて、それぞれに詳しく説明書きが付いています。
私はここで、伊勢について随分と理解を深めました。
伊勢って、本当にすごいところなんですね。(いまさらですが)
伊勢神宮では、年間1100以上もの儀式が行われるそうです。これを読んで?!!!と思ったのですが(だって、これだと1日平均3回儀式があるってことで。)、でも本当なんですね。
まず1日2回、朝食と夕食の準備とお供え。これも大事な儀式で、すべて古代からの方法を受け継ぎ、火を手で起こすところからはじまっているのだそうです。
すっ、すごい。
社殿の建てられ方、儀式に使われる道具の数々。全てが伝統工芸を受け継ぎ、今に続いているのです。
はあ~っ。
で、ここに来る前によく理解できていなかった、なぜ20年に一度社殿を移すのか?
社殿は1300年前からつづく匠の方たちの手作業で造られるすばらしい伝統工芸ではありますが、その当時の技術で作られる木造建築であり、20年ほどたつと、木が古くなったり、社殿が傷んだりしてしまうこと。そもそも長く持たせるための作りではなく、何年に一度は建てなおす前提の造りであったのですね。
神のいらっしゃる場所であるので、清浄を保つこと、神さまが新しい場所へ移ることで、神のパワーも若返り、ご利益が維持されること、という考えもあるそうで、20年に一度、全く新しく社殿を作り直し、新殿に神さまをお迎えする”遷宮”という儀式を行っているのだそうです。
”遷宮”が終わるとホッとするのもつかの間、次の20年に向けて仕事がはじまるのだそうです。
なんというエンドレスなお仕事。。。
とにかく1300年間、ずっと造り替えられ続けてきたのが、伊勢神宮で、昔も今も、たくさんの人たちの手で、それが受け継がれてきていたということに、ものすご~く驚きました。
外宮に参拝される人数を考えると、せんぐう館に来ている人の数はほんのわずかのように感じられたのですが、このせんぐう館、本当に勉強になりました。お勧めです。
あと、ここで感じたのは、日本という国とお米との関係。。。 これについては、どこかでまた書いてみたいな~、と思っています。
長くなったので、つづく。
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