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ホピジュエリーとカチナドールとホピの文化

ホピの居留区2日目は、ホピジュエリー作りの見学でした。

そこでガイドのGaryさんに、

”私もホピのジュエリーを持っていますよ~。”

と、付けていた指輪を見せました。

Garyさん曰く、なんちゃってホピのジュエリーがいろんなところに出回っているそうですが、ホピのものはちゃんと印が付いていて、誰が造ったかわかるようになっているのだそう。

で、私のを見てもらったら、Garyさんの親せきの方が作ったジュエリーでした わ~い。ちゃんとホピの方がつくった作品でした~。 それにしても私の指輪の作者が彼の親戚だなんて、こんなことってあるんですね~。

Garyさん曰く、ホピはClan制なので、どこのClanの誰かっていうのがジュエリーの後ろに彫られているのだそうです。

さて、着いたところは、トレーラーハウス兼アトリエの作家さんのお宅。
IMG_8043_convert_20150123100934.jpg

これはそこのお宅から見える景色です。
IMG_8044_convert_20150123100948.jpg

ホピの大地が一望できまました。

この方は、昨日見たネイティブアメリカンのペトログリフ(岩に書かれた岩絵)を模写したものをモチーフとしてジュエリーをつくっていました。

何か好きなモチーフはあるか?と、聞かれたので、大好きな”ココペリ”をリクエストしました。

ココペリは豊穣の神で、ちょっと猫背気味でフルートを吹いている姿をしています。そのため音楽の象徴でもあります。

こんなイメージです。
Kokopelli.pngkokopelli_2.jpg

ホピジュエリーって、どうやって黒い部分と銀の部分が造られているんだろう、と思っていたのですが、その行程を一つひとつ実践しながら説明してくれました。

ホピジュエリーってこんな感じのものです。
Hopi Jewelry

ホピジュエリーの作品には、一つひとつにモチーフがあり、意味があります。

これを見学してわかったことは、ホピジュエリーっていうのは、作品一つひとつが手作りで、長い時間をかけて作られているということ。

似たようなものでも、どれ一つとして同じものはないんですね~。だからこそとても価値のあるものなのです。

でね、即席ではありましたが、ココペリのネックレスが出来上がり。

せっかく作ってもらったのだし、昨日見たペトログリフのモチーフで出来た、世界でひとつのジュエリーなので、AL君に買ってもらうことにしました(クリスマスプレゼントとして)。 ありがとう~。


ところで、私はホピに行ったら欲しいものがありました。

”カチナドール”です。

カチナとはいろいろなものに宿っている精霊のこと。ホピ版の日本でいう八百万の神ってとこでしょうか。

カチナドールはかつて子供たちにカチナの役割や姿を教えるために作られていたそうですが、今は工芸品としての価値がでて、カチナドールをつくるクラフトマンが沢山いるのだそうです。

カチナドールってこんなのです。
Kachina Dolls

カチナにはそれぞれ意味があります。

例えばこれなんかは太陽(タワ=Tawa)のカチナ
Sun_convert_20150125081859.jpg

これはイーグル。
Eagle.jpg

かわいいでしょ。

この他、雨、風、雷などいろんなカチナがいますが、人形には精霊(カチナ)をモチーフにしたものの他に、人間をモチーフにしたもの(名前があったけど忘れました)のもあるのだそう。人間をモチーフにしたものはランナーだとかダンサーとかがあるそうです。(そういえばホピの人たちは長距離に長けていて優秀なランナーがいっぱいいる、って言ってました)

なのでカチナドールを買う時は、人形の意味を確かめてみるといいと思います。(もちろん頭で考えるのではなく、インスピレーションでこれが好きと感じたものを買うのが一番いいのですけどね)

カチナドールも、ホピの居留区外でもネイティブアメリカンの工芸品を取り扱っている店で販売されていますが、ホピで作られたものにはすべてClan(族の名前)と作者がサインされているのだそうです。

Garyさん曰く、夏のシーズン中は観光客を相手に、カチナドールやホピジュエリー、その他工芸品を作る人たちがいろんなところで彼らの作品を販売しているのだそう。

私たちが旅した11月末はオフシーズンだったのであまり見かけませんでしたが、各メサに着くと何人かの人たちが小さな御店を広げて自分たちの作った作品を販売していました。

この人たちですが、私たちが行ったときは、商売っ気がないというか、2~3作品を並べているだけだったりで、素朴な人たちばかりでした。しつこくないし、見せてもらって、気に入ったものがあったらどうぞ~、という感じでとても好感が持てました。

Garyさんは工房やお土産屋さんに寄ってくれたのですが、気に入ったものがなく、っていうか、カチナドールは本当に値段がピンキリでちゃんとしたものはかなり値がはるので、値段と好みが折り合うものがなかなか見つからなかったのですが、観光中にひとつと、観光が終わってホテルの近くの出店で気に入ったものを見つけたので、ふたつ連れて帰りました。
(あっ、でもこれだけは言えます。カチナドールはホピ居留区内で買うと、すっごくリーズナブルな値段で買えます♪ しかも作家さんから直接買ったりできるので、お勧めです)

ふたつともとても素朴でキュートでとても気に入っています。


さてさて、ホピは代々ず~っと同じ場所で暮らしている農耕民族です。

そして自分たちの家系をずっと大事にしている人たちです。

だからどの族の誰々の家系、っていうと皆だいたいわかります。そしてその家は代々どんな人がいて、どんなルーツで、っていうのは周知のことです。

なんかひと昔前の日本と通じるものがありますね。

でね、ホピの人たちは仕事というのは個人の利益のためにするものではなく、皆の為にするもの、っていう意識であったそうなんです。

ずっとトウモロコシの栽培が主体の生活だったので、それはとても理解できます。

不毛な地で農耕をするということは大変なこと。

だからこそ、皆が協力してトウモロコシをつくり、作ったものは皆のものとしてわかちあう。
ここにも”自分だけ沢山作って蓄えよう”とか ”所有”とか ”自分だけのもの”っていう概念がなかったのですね。

それが、西洋人がアメリカに入ってきて、彼らの文化がホピにも入ってきた現在、生活様式がかわってきました。

例えば政府や行政の仕事に携わることは、公共の皆のための仕事とみなされるため、ホピの考えとしてはいいのだそうですが、Garyのようにガイドの仕事や工芸品を売る仕事は、個人の仕事(個人で営み個人の利益となるもの)とみなされるためホピの人たちはよく思わないのだそうです。

現在、農耕以外では工芸品を売ることがホピの人たちにとって大きな生計のひとつになっているのだそう。

一方で個人の利益を追求するということに心よく思っていない人たちもいるそうです。

でもね~、公共事業といっても、政府のホピに対する同化政策の一環であったりするわけだし、ホピのもともとの考え方とは相反するものが西洋の考え方なので、どっちに向いても個人主義である西洋文化がホピの人たちの共同意識を分離に向かわせてしまうようで、心がチクッと傷みました。

ほんとうは彼らをそのまんまにしてあげていたらよかったのかもしれないけれど、周りの環境はどんどん変わっていく中で、それも難しかっただろうし、せめてアーミッシュの人たちみたく、彼らの信じる教育の場を残してあげていればまだよかったのかもしれないです。

でも”教育”という名のもとに、ホピの子供たちは親から引き離されて学校へ行かせ(1986年でボーディングスクール制度はなくなり、今はホピ居留区内に学校があるそうですが)、英語の教育を受けさせ、伝統的な教育からは引き離し(これもネイティブアメリカンを西洋人に同化する政策のひとつ)、その世代が親となった今では、昔のホピの文化を引き継ぐ人がだんだん減っているのだとか。(Garyさんはボーディングスクール最後の生徒なのだそうです)

少なくともホピの言語は失われている、ってGaryさんは言っていました。

う~ん。せつないです。

********************

*思ったよりもホピの話が長引いています。書きたいことがいっぱいあってなんかまとまりがない文で申し訳ないです。が、まだもうちょっとだけ続きます。

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