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映画 「スポットライト」

最近とんとご無沙汰していた映画ネタですが、ここ最近またボチボチと映画を観はじめています。

なかなかいい作品が続いていてこれからブログにも書いていこうと思うのですが、先日観た映画「スポットライト (Spotlight)」はダントツによかったので、早速書こうと思います♪

Spotlight 1

出演はマイケル・キートン、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス、ブライアン・ダーシー・ジェームズなど。実力派が勢ぞろい。
監督・共同脚本はトム・マッカーシー。

********************

ボストン・グローブ紙はマサチューセッツ州ボストンにおいて最大の部数を発行する新聞社。

このボストン・グローブ紙には「スポットライト」というチームがあり、彼らは独自の調査&取材を行い特別なレポートをつくり上げていた。

Spotlight 2

従来はチームメンバーがどんなトピックを追うかを決めるのだが、新しく編集長に就任したマーティ(シュレイダー)がスポットライトのネタとして挙げてきたのは、カトリック教会の神父たちによる児童性的虐待のストーリーだった。

今までもカトリック教会の神父に性的虐待を受けたことがあるという話はあったが、調査を進めていくうちに、ほんの一握りの神父の話ではないことが見えてきた。また訴訟を起こそうとしたが弁護士に難しいケースなので訴訟を取りやめるようにすすめられた、訴訟が裁判所にファイルされていないなど、カトリック教会だけでなく、それを取り巻く社会もケースに関与している疑惑が出てきた。。。

Spotlight+4_convert_20151130122433.jpg


***********************

早いテンポで話がどんどんと進んでいき、ぐいぐいと話しにのめり込んで行きました。

<ここからはネタバレもちょっとあるので映画を観ようと思っている方は気を付けてください>

「スポットライト」のチームメンバーは性的虐待を受けた方たちにインタビューをしていくのですが、そこで浮かび上がってきたのは、神父が確信犯であったということ。

狙われたのは、所得の低い家の子供たち。こういう家庭のほうが信仰が篤かったりするのだけれど、その子供たちに神父は近づき、子供たちは特別扱いを受けます。神の代弁者である神父から温かい言葉や愛を受けるということは、家族にとっても、本人にとっても特別な意味を持ちます。そして少しづつ子供たちを手なずかせ、やがて自分の快楽のために導いていく。。。

虐待を受けた子供たちは肉体的にも傷つきますが、信じていた、尊敬していた大人に裏切られたことにより、精神的にも深くダメージを受けます。その傷を背負ってずっと生きていかなければならないのがやるせない。

また自分が心から信頼している大人に要求されて、”No”と言えない子供たちを相手にすることも許せないけれど、それを取り巻く社会もその事実の隠ぺいに加担していたことも信じがたい。

ボストンではカトリックは最大の宗教で、市の偉いポジションにいる人たちの多くもカトリック。以前ほど宗教に深く関わっている人は少なくなってきているとはいえ、多くの大人たちが子供の頃はカトリックの教会へ行っていた経験があり、現在も彼らの親や祖父母たちは熱心に教会に行っている、という場所柄。

そんな場所でカトリックのスキャンダルはあってはならないことだし、表に出ては絶対にいけないタブー。なので地域社会が組織的にこの事実を隠ぺいしていたのです。

もちろんカトリック教会もこのことは承知の事実。

すごいな、と思ったのは、読者の半分以上がカトリックで、広告主も多分カトリックの人が多いだろうし、市のトップの人たちもカトリックが多い、そんな状況で、このトピックを重要視し、社会にメスを入れようとした新聞社のビジョンと行動。一歩間違うと社の存続を危ぶむかもしれないような、カトリック教会だけでなく、社会も敵にまわしてしまうような時限爆弾のようなトピックを、社会に重要なトピックであるとしてあえて選んだこと。

そしてこの記事が発端で、ボストンだけでなく、アメリカ全土、そして世界中に同様なことが起こっていることが明らかになり、バチカンまで巻き込んだスキャンダルへと繋がっていったのは記憶に新しい。

この問題の重要性と社会的インパクトを十分理解し、レベルの高い調査を行い、根本的要因に近いところまで突き詰め、記事をつくり上げていくスポットライトのチームメンバーや編集長の姿に心を打たれました。

ネットのおかげで世界中の出来事が瞬時に入ってくるようになった昨今、あまりにも情報が早く流れる中で、1年もかけて取材をし、真実を調べていくことはより難しいことになっているのではないか。

表面を追っただけで、その根底で起こっている真実を見過ごしてないか。

そして広告主や政治などを恐れずにメディアは情報を発信しているか、そんな警笛をこの映画を通して感じました。

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