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Metの劇場で「ラインの黄金」を観た

Metのオープニング・ナイトをライブ・スクリーンで観たことについて書いたばかりだが、先日今シーズン初のオペラをMetの劇場で観て来た。

演目はもちろん「ラインの黄金」。

やっぱり映像で観るのと、劇場で観るのとでは、随分違うな~、というのが率直な感想だ。

映像のいいところは、歌手がアップで観られるし、その都度大事な役の人が映っているので、ポイントを見逃すことがない。でも、舞台全体を楽しむのには限度がある。

今回のような舞台全体を使ったオペラだと、舞台がどのように作動し、それによって登場人物がどんなふうに動くのか、全体的なものを見ることは、映像だとちょっと難しい。

ナマで観て思ったのは、このセット、なかなか大変なシロモノだということ。よく考えられて造られているのだが、舞台の上にある、木琴の鍵盤のようなものが上下するたびに、キシキシ、ガタガタ、時にはバタンバタンと音を立てるのには苦笑した。これは改善しないといけないでしょう(笑)。

このオペラでは、キャストが宙を浮かんだり、壁に対して垂直に歩いたり、45度以上もある急斜面を歩かなければならなかったりと大変なのだが、歌がないシーンでは、スタントマンが用意されていた。

舞台と映像のコラボレーションは、スクリーンで観る以上によかったと思う。

それから音楽。ジェームズ・レバインの指揮する音の美しいこと。以前は、レバインが指揮するワーグナーは、音が軽い、なんて言われていたが、とても情緒豊かな深みのある音で、オーケストラの美しい音色にうっとりと聴きほれた。

キャストはすばらしく、いいキャストが勢ぞろい。とても贅沢なことだ。とくに私はアルベリヒが気に入った。


このオペラが始まる前に、隣に座ったおばちゃんと話をした。彼女も雨の中、リンカーンセンターの前のスクリーンで「ラインの黄金」を観たそうだ。彼女の感想は”音楽はすばらしいが、セットはひどい”。

保守的なお客さんの多いMet。なのできっと彼女のような意見の人も多いだろうということは簡単に想像が付く。

確かに、ローゲが舞台上方から滑り台を滑り落ちるように(それも頭から突っ込んで)出てくる登場シーンとか、ファフナーの亡骸が、同じく滑り台から滑り落ちるようにして舞台から消えていくシーン(このシーンでは観客から”ぷぷっ”と笑いが出た)は、もう少しなんとかならないか、と思うが、全体としては個人的にはとてもいい出来だと思う。

まぁ、いろいろな意見があっていいのだが、オペラの最中に、大きくこれみよがしに”ハァ~”と大きなため息をついたり、”オー マイ ガッ(Oh, my god!)”と叫ばれると興ざめだ(笑)。<-これ、ホント。NYにはいろいろな人がいるのです。

いやぁ、シーズンはじめから、飛ばしてくれるMet。また今シーズンも、いろいろなハプニングが楽しめそうな予感がする。

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