Admin New entry Up load All archives
     

中国映画 ”Little Moth"

ついこの間まで、Asia Societyで、"China's Past, Present, Future on Film"という題名のFilm Festivalが行われていた。

上映された映画のうち3つを見たのだが、その一つが"Little Moth"だった。

地方に住む貧困な夫婦が、体に障害のある少女を買う。少女の母親は亡くなり、アル中の父親と一緒に住んでいた。この子は足が悪く、歩くことが出来ない。父親は、夫婦から現金をもらい、少女を売った。この夫婦は少女を使って商売をたくらんでいた。

物乞いだ。体の不自由な子と一緒にしたほうがお金の入りがいいからだ。

3人の共同生活が始まった。女と少女は、男が指定する場所に1日中座る。彼らの前には窮状を訴える布を敷いて。
Little+Moth+1_resize.jpg

人通りの多いところに座るため、結構お金は集まるようだ。ところが縄張りがあるらしく、チンピラのような奴らに場所代を払わなければならなかったり、前からこの物乞いビジネスをやっている人からも、どこからどこまでが物乞いしていい範囲かを伝えられる。この先輩物乞いは、片腕がない男の子を買い、このビジネスを行っていた。男2人は意気投合し、この子供たちを一部屋に置いたまま、夜通し語り合う。女も彼らの給仕のために一緒だった。この子達は逃亡を企てる。少女は歩けないので少年がおぶって逃げ出した。

ところが現実は甘くなかった。途方にくれて二人が道に座り込んでいると、少女が物乞いをしていた時にとても彼女を心配していた女に出会う。彼女はこの子達を家に連れて帰る。しかし女は女の子にしか興味がなく、男の子には全く見向きもしなかった。居場所のない男の子は家を出る。

一方少女を失くした夫婦は意見が分かれる。少女に情を持つ女は、男と別れ彼女を探しに出かける。すると物乞いビジネスの先輩で片腕の少年を失った男が女に近づき、彼女と一緒に男の子を探したいと申し出る。ところがこの男、医師とグルになって、女の臓器をねらっていたのだ。臓器をとられたら、生きていられるかわからない。

この映画はハンドカメラで撮っていて、まるでドキュメンタリーフィルムを見ているかのようだ。だから現実と映画の中の世界がごっちゃになってくる。でもこういう映画がある、ということは、これに近い現実が中国ではあるのだろう。

lilmoth1.jpg

人が生きることは大変なことだ。けれど自分が生きるために他者に行う残酷さがつらい。

映画のエンディングがなんとも後味が悪く、見た後もずっと尾を引く映画だった。

Little Moth Clip 1

Little Moth Clip 2

**********************************************************************************************************

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
関連記事

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

コメント

No title

うぅぅぅ~ん、重そう........。

でもこれって中国では上映されているのかなぁ~?
多分引っ掛かっているんじゃないかなぁ~?!

hih

Re: No title

重い題材を淡々と扱っている、って感じの映画でした。でも終わりがとても後味が悪かった...
Hong Kong International Film Festival でSilver Digital Awardの賞をもらったとありますが、本土での上映はどうなんでしょうね...
Secret

プロフィール

Sakura

Author:Sakura
マンハッタンを眺めながら、ニューヨークの出来事、映画、音楽、おいしいもの、旅の話などを徒然と綴ります。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新記事

Twitter...

Categories...B

openclose

コンパクト月別アーカイブ

FC2カウンター

検索フォーム

リンク

ブロとも一覧


Mackdadyz Golf & Hot spring Blog ... Season 4 @Hokkaido ...

美肌ケアとニューヨークコスメ。

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR