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「クリムト生誕150周年記念展」と「ハインリッヒ・キューンとアメリカ人仲間」

先日ご紹介した私の大好きなカフェ”Cafe Sabarsky”があるNEUE Galerie(ノイエ・ギャラリー)では、今、クリムト生誕150周記念展(Gustav Klimt: 150th Anniversary Celebration)が行われている。

ついついカフェの話を先に書いてしまったのだが、本当の目的はカフェ、じゃなくて、クリムト展を観たかったのでノイエ・ギャラリーまで行ったのだった。

クリムトは私の大好きな画家の一人。

今回の特別展は7枚の絵画と40枚のドローイング、ポスターや写真が展示されている。

アメリカではあまり彼の作品数はないので、どうしてもこういうふうなこじんまりとした特別展になってしまうのが残念。ウィーンでは今年は大々的な展示を楽しめるのだろうなぁ。

絵画では、常設展で飾られているのばかりで真新しいものはなし。

数年前にノイエ・ギャラリーが高額で購入した”アデーレ”や
2Klimt 2

その他何度も観ている作品たちをぐるっと観た後、ドローイングを観ておしまい。

大作の下絵なんかがあって、いろいろなスタディのドローイングを見るのは興味深かったけれど、全体的には期待はずれ。


ところが、同じくノイエ・ギャラリーで開催されている、”ハインリッヒ・キューンとアメリカ人仲間:スティーグリッツとスタイケン(Heinrich Kuehn and His American Circle: Alfred Stieglitz and Edward Steichen)”はなかなか面白かった。

ハインリッヒ・キューンは19世紀末前後に活躍した写真家。

この彼の作品がすばらしかった。

彼の作品には家族がよく出てくるのだが、写真を撮るために、ロケーションや構図を決め、はたまたポーズや着る服の色まで決め、理想的な光を計算して写真を撮っていたのだという。

だから家族は写真に撮られるために、同じポーズを長いことしていなければならず、随分苦痛であったようだ。

そんな大変な思いをして撮った彼の作品はまさに芸術作品。
Heinrich 1

残念ながら、こんな写真ではわからないと思うのだが、テクスチャーのある厚紙にプリントされた写真は、まるで印象派の絵画のような作品であった。
Heinrich 2

とにかく彼が写した光景の美しいこと!

一瞬、これが写真?と思うような作品ばかりで、印象派のやろうとしていたことを写真で実現しているのが大変興味深かった。
Heinrich 4

これらはまさに”クリエートされた”写真であり、私の撮るような記録写真とは全く別物であった。

Heinrich 5


目からうろこ、というか、写真の奥の深さ、美しさに触れ、私の写真に対する考えをガラリと変えるような展示でした。

(いづれも8月27日まで)

NEUE Galerie
1048 Fifth Avenue
(at 86th Street)
(火曜、水曜休み)

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