2013.03.24(日)
ドミンゴ様がジェルモン役デビュー オペラ「椿姫」
今年のメトの話題の一つが、ドミンゴ様がジェルモン役をデビューされることだった。
プレイビルによると、ドミンゴ様は1970年に「椿姫」ではじめてのアルフレードを歌い、その後43年間で47の演目をこなしている。
最近声が低くなったドミンゴ様は、バリトンの役もいくつかこなしているのだけど、今年はじめてメトで、「椿姫」のアルフレードの父親役、ジェルモンを演じる。
ドミンゴ様は現在72歳。
この歳で(失礼!)まだ新しい役に挑戦し続けるなんて、本当にすごい。
っていうか、現役でまだバリバリ活躍されているのは素晴らしい!!
私はこの記念すべきイベントを楽しみにしていたのだけど、チケットをちょっと買い遅れたら、いつもの安いお席が全演目全席ソールドアウト。
詰めが甘かった。皆さん、思いは同じだったのね。泣く泣くいつもよりもずっと高いお席のチケットを買うはめに
。
ウィリー・デッカーのこの舞台は、最初に観たときよっぽど歌手がよくないともう観なくていいよな~、なんていっていたのに、今回で3回目。きっと今回椿姫を観に来ている人たちも同じことを思っている人は少なくないのではと思う。
でも結果、やっぱり観て良かった


2幕目、ジェルモン演じるドミンゴ様が舞台に登場したら、こともあろうか彼が舞台に出てきただけで拍手があがった。やっぱり皆さん、ドミンゴ様を目当てに来ていたのね~。
「椿姫」と言えば、名盤Franco Zeffirelli監督、Teresa Stratasがヴィオレッタ、ドミンゴ様がアルフレードのこのDVD。

これは何度観たことか。
このときドミンゴ様はもうすでにアルフレードとしては歳を重ねすぎている、と思われていたらしいが、それから30年たった今、彼はお父さん役にチャレンジ。
う~ん、時の流れを感じます。
でもこういう彼の変遷を間近で観て来られたなんて、幸せだなぁ、なんてしみじみ思いながら舞台を観てました。
もともとテノールなので、バリトンにしてはちょっと声が高いのですが、彼の声量の豊かなこと。パワフルなのは声だけでなく、彼の場合圧倒的な存在感があるんですね。
今回はステージに近い席だったので、彼のパワーと存在感に圧倒されました。彼がいるだけで場が重厚になる、そんな感じです。
てな感じで、ドミンゴ様目当てに行ったわけですが、ヴィオレッタ役のDiana Damrauがまたよかった!
前に何度もこのプロダクションについて書いていますが、このプロダクションで女性がでてくるのはヴィオレッタと女中アンニーナだけ。
ヴィオレッタにフォーカスした舞台だけに、たとえドミンゴ様がカリスマで舞台を引き締めても、ソプラノがだめだとどうしようもない舞台なんですね~。
でも彼女のヴィオレッタは光ってました!

今年リゴレットの新しい舞台でジルダを演じた彼女。その時もなかなかよかったのですが、今回のヴィオレッタはもっともっと複雑な役。
彼女は彼女らしいアプローチのヴィオレッタを演じ、歌い方も丁寧でヴィオレッタの情感を歌いわけ、エネルギー溢れるすばらしい舞台でした。
オペラの後、外を出ると雪。
でも心はホッカホカで、舞台の熱気にあてられ、足取り軽くオペラ座を後にしました。
**************************************************
ランキングに参加しています。 ポチッ、と押していただくと励みになりま~す。

にほんブログ村

プレイビルによると、ドミンゴ様は1970年に「椿姫」ではじめてのアルフレードを歌い、その後43年間で47の演目をこなしている。
最近声が低くなったドミンゴ様は、バリトンの役もいくつかこなしているのだけど、今年はじめてメトで、「椿姫」のアルフレードの父親役、ジェルモンを演じる。
ドミンゴ様は現在72歳。
この歳で(失礼!)まだ新しい役に挑戦し続けるなんて、本当にすごい。
っていうか、現役でまだバリバリ活躍されているのは素晴らしい!!
私はこの記念すべきイベントを楽しみにしていたのだけど、チケットをちょっと買い遅れたら、いつもの安いお席が全演目全席ソールドアウト。

詰めが甘かった。皆さん、思いは同じだったのね。泣く泣くいつもよりもずっと高いお席のチケットを買うはめに

ウィリー・デッカーのこの舞台は、最初に観たときよっぽど歌手がよくないともう観なくていいよな~、なんていっていたのに、今回で3回目。きっと今回椿姫を観に来ている人たちも同じことを思っている人は少なくないのではと思う。
でも結果、やっぱり観て良かった



2幕目、ジェルモン演じるドミンゴ様が舞台に登場したら、こともあろうか彼が舞台に出てきただけで拍手があがった。やっぱり皆さん、ドミンゴ様を目当てに来ていたのね~。
「椿姫」と言えば、名盤Franco Zeffirelli監督、Teresa Stratasがヴィオレッタ、ドミンゴ様がアルフレードのこのDVD。

これは何度観たことか。
このときドミンゴ様はもうすでにアルフレードとしては歳を重ねすぎている、と思われていたらしいが、それから30年たった今、彼はお父さん役にチャレンジ。
う~ん、時の流れを感じます。
でもこういう彼の変遷を間近で観て来られたなんて、幸せだなぁ、なんてしみじみ思いながら舞台を観てました。
もともとテノールなので、バリトンにしてはちょっと声が高いのですが、彼の声量の豊かなこと。パワフルなのは声だけでなく、彼の場合圧倒的な存在感があるんですね。
今回はステージに近い席だったので、彼のパワーと存在感に圧倒されました。彼がいるだけで場が重厚になる、そんな感じです。
てな感じで、ドミンゴ様目当てに行ったわけですが、ヴィオレッタ役のDiana Damrauがまたよかった!
前に何度もこのプロダクションについて書いていますが、このプロダクションで女性がでてくるのはヴィオレッタと女中アンニーナだけ。
ヴィオレッタにフォーカスした舞台だけに、たとえドミンゴ様がカリスマで舞台を引き締めても、ソプラノがだめだとどうしようもない舞台なんですね~。
でも彼女のヴィオレッタは光ってました!

今年リゴレットの新しい舞台でジルダを演じた彼女。その時もなかなかよかったのですが、今回のヴィオレッタはもっともっと複雑な役。
彼女は彼女らしいアプローチのヴィオレッタを演じ、歌い方も丁寧でヴィオレッタの情感を歌いわけ、エネルギー溢れるすばらしい舞台でした。
オペラの後、外を出ると雪。
でも心はホッカホカで、舞台の熱気にあてられ、足取り軽くオペラ座を後にしました。
**************************************************
ランキングに参加しています。 ポチッ、と押していただくと励みになりま~す。

にほんブログ村

- 関連記事
-
- オペラ 「ジューリオ・チェーザレ」 (2013/04/17)
- ドミンゴ様がジェルモン役デビュー オペラ「椿姫」 (2013/03/24)
- 念願のオペラのデータベース作成! (2013/03/18)