2013.09.22(日)
映画 「サンクス・フォー・シェアリング」
「芸術の秋」と言うけれど、ニューヨークでのカルチャーシーンも始まりました。
明日はMETのシーズン・オープニングの日!!
もちろん毎年恒例のタイムズ・スクエアーでオープニングのオペラを観るつもり。(いつになったらオープニングを劇場で観られる日が来ることやら)
美術館にも面白そうな特別展が続々と来るし、映画も面白そうな作品がどんどん封切られています。
観たいものがいっぱいで、どうやって選ぼう!!!
すでに来週、再来週といろんな催しがつまっていて、またまた毎日忙しくなりそうです。
さてさて、今日は久々に映画ネタです。
(夏の間に観た映画についても書けてないのですが、それはまた追って書くことにしましょう)
映画「サンクス・フォー・シェアリング(原題)(Thanks for sharing)」を観てきました。
監督は、映画「キッズ・アー・オール・ライト」の脚本を書いたスチュアート・ブルムバーグ。この作品が監督デビュー。
セックス依存症を克服だったアダム(マーク・ラファロ)は、グループ・セラピーに通い、セックスを絶って5年が過ぎた。おなじセラピーに通うマイク(ティム・ロビンス)は、アダムのスポンサー。彼はアルコール依存を克服し、このセラピーでは指導者的な立場で様々な依存症でやってくる人たちの克服を手伝っている。

セックス絶ちして5年が経ったアダムに、もうそろそろ女性と付き合うことをトライしてみては?というマイクのアドバイスに、アダムはまだ自身がないと答える。が、パーティでフィービー(グエニス・パルトロー)と出会う。
彼女は乳がんを克服し、トライアスロン出場を目指すアスリート。前の恋人がアル中だったため、依存症の人とはつきあいたくない、と、はじめからアダムにオープンに自分のことを語るが、アダムは彼女に本当のことを伝えることができない。

が、長く隠せることも出来ず、彼女は彼の秘密を知ってしまう...
依存症は心の病。
そうでない人は、何故そんなに偏執的にそれにのめりこむのか理解ができない。でも克服できない本人も苦しいのです。
この映画で胸にささった言葉は、
「ガン患者はシンパシィ(哀れみ)をもらうことができるが、依存症はジャッジ(人から非難/批判/判断)されるんだ」
アルコール、薬物、セックスなど、依存症の人は、それを自分の意思でやめることができない。なので心が弱いと批判され、同情の対象にならない(ことが多い)。
それを抱えて生きていくということは、本人にとってとても辛い毎日で、我慢を強いられた生活をしなければならないのです。
この映画の中では、セックス依存から抜け出すためのプログラムの一環で、地下鉄に乗ってはいけない、TVはなし、などの制約された生活を強いられます。それは私たちの日常の、ありとあらゆるところに心をそそるものが氾濫しているから。
そう考えてみると、この世の中、セックスを売り物にしたものが実におおいのだ、と今更ながらに思い知らされます。
この映画の中で、アダムに迫るフィービーのシーンがあるのですが、グウェニス・パルトローの美ボディーがすごい!!

贅肉なしのパーフェクトボディ。

こんなボディに迫られたら、男はたまらないだろうと思う。(けどアダムは辛くなるだけ、っていうのが悲しい)
さらに歌手のピンクがアリシア・ムーアの名前で出演しています。
彼女もセックス依存症として出てくるのですが、暗くなりそうなストーリーの中で、同じくセックス依存症の二ール(ジョシュ・ガッド)とディディ(ピンク/アリシア・ムーア)の絡みが、笑いをもたらしてくれます。

...と、キャストも豪華。
内容は心がチクッと痛くなる内容ながら、彼らの前途に希望の持てる映画なのがいいです。
秋になるとこういういい作品が沢山公開されはじめるので、映画ファンにとってはとても嬉しい限りです。
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明日はMETのシーズン・オープニングの日!!
もちろん毎年恒例のタイムズ・スクエアーでオープニングのオペラを観るつもり。(いつになったらオープニングを劇場で観られる日が来ることやら)
美術館にも面白そうな特別展が続々と来るし、映画も面白そうな作品がどんどん封切られています。
観たいものがいっぱいで、どうやって選ぼう!!!
すでに来週、再来週といろんな催しがつまっていて、またまた毎日忙しくなりそうです。
さてさて、今日は久々に映画ネタです。
(夏の間に観た映画についても書けてないのですが、それはまた追って書くことにしましょう)
映画「サンクス・フォー・シェアリング(原題)(Thanks for sharing)」を観てきました。
監督は、映画「キッズ・アー・オール・ライト」の脚本を書いたスチュアート・ブルムバーグ。この作品が監督デビュー。
セックス依存症を克服だったアダム(マーク・ラファロ)は、グループ・セラピーに通い、セックスを絶って5年が過ぎた。おなじセラピーに通うマイク(ティム・ロビンス)は、アダムのスポンサー。彼はアルコール依存を克服し、このセラピーでは指導者的な立場で様々な依存症でやってくる人たちの克服を手伝っている。

セックス絶ちして5年が経ったアダムに、もうそろそろ女性と付き合うことをトライしてみては?というマイクのアドバイスに、アダムはまだ自身がないと答える。が、パーティでフィービー(グエニス・パルトロー)と出会う。
彼女は乳がんを克服し、トライアスロン出場を目指すアスリート。前の恋人がアル中だったため、依存症の人とはつきあいたくない、と、はじめからアダムにオープンに自分のことを語るが、アダムは彼女に本当のことを伝えることができない。

が、長く隠せることも出来ず、彼女は彼の秘密を知ってしまう...
依存症は心の病。
そうでない人は、何故そんなに偏執的にそれにのめりこむのか理解ができない。でも克服できない本人も苦しいのです。
この映画で胸にささった言葉は、
「ガン患者はシンパシィ(哀れみ)をもらうことができるが、依存症はジャッジ(人から非難/批判/判断)されるんだ」
アルコール、薬物、セックスなど、依存症の人は、それを自分の意思でやめることができない。なので心が弱いと批判され、同情の対象にならない(ことが多い)。
それを抱えて生きていくということは、本人にとってとても辛い毎日で、我慢を強いられた生活をしなければならないのです。
この映画の中では、セックス依存から抜け出すためのプログラムの一環で、地下鉄に乗ってはいけない、TVはなし、などの制約された生活を強いられます。それは私たちの日常の、ありとあらゆるところに心をそそるものが氾濫しているから。
そう考えてみると、この世の中、セックスを売り物にしたものが実におおいのだ、と今更ながらに思い知らされます。
この映画の中で、アダムに迫るフィービーのシーンがあるのですが、グウェニス・パルトローの美ボディーがすごい!!

贅肉なしのパーフェクトボディ。

こんなボディに迫られたら、男はたまらないだろうと思う。(けどアダムは辛くなるだけ、っていうのが悲しい)
さらに歌手のピンクがアリシア・ムーアの名前で出演しています。
彼女もセックス依存症として出てくるのですが、暗くなりそうなストーリーの中で、同じくセックス依存症の二ール(ジョシュ・ガッド)とディディ(ピンク/アリシア・ムーア)の絡みが、笑いをもたらしてくれます。

...と、キャストも豪華。
内容は心がチクッと痛くなる内容ながら、彼らの前途に希望の持てる映画なのがいいです。
秋になるとこういういい作品が沢山公開されはじめるので、映画ファンにとってはとても嬉しい限りです。
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