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オペラ 「エヴゲニー・オネーギン」

メトのシーズン・オープニングを飾った「イヴゲニー・オネギン」を、劇場で観てきました!


先日、タイムズ・スクエアーで観たHDがかなり感動的だったのでとっても楽しみにしていたのですが、やっぱり劇場で観るオペラとHDでは随分と違った印象を受けるなぁ、と思いました。

HDは歌手がクロースアップに映るので、表情とか歌い方とかが見えていいのですが、全体がわからないんですよね。その点劇場だと全体が見えるので、プロダクションがどんなふうになっていて、舞台上でどのように人々が動き、劇場の雰囲気はどんなで、なんてことが観て、肌で感じられるので、やっぱり劇場での観劇はやめられません。


さてさて、「エヴゲニー・オネギン」ですが、やっぱりアンナ・ネトレプコは素晴らしかったです。これはHDを観たときの感想、そのまま。

1幕目で、田舎の本の虫のおとなしいおどおどとした女の子が、3幕目では人妻となり、自信や気品も出てきて堂々とした女性に変化するさまが、実に上手く歌い、演じわけられていました。
Onegin 3

やっぱり自国の話で、自国の作曲家の奏でる音楽で、自国の言葉で歌うオペラ、っていうこともあるんでしょうか。本当にしくっりきている、理解しきっている、って感じで、今までみたネトレプコの中でも相当光って見えました。

タチアナの手紙のシーンも素晴らしかったし、3幕目のシーンも鳥肌もの。

タイトル・ロールのオネーギン役のクヴィエチェンは私的にはいまひとつ。タチアナのひたむきな情熱を捧げるのに値するには、どうも温度差を感じちゃって、それが演出なのか、彼の演技と歌唱表現なのかよくわからないけれど、今回はタチアナ役のネトレプコに主役の座を持ってかれた、って感じでした。

Onegin 1

レンスキー役のPiotr Beczalaは、とっても良かった!2幕目のレンスキーのアリアはジーンと胸に響きました。


もちろん指揮者ゲルギエフの奏でるチャイコフスキーは、ロシアの重みと質感たっぷりな音色で美しく、うっとり。

プロダクションは、可もなく不可もなく、オープニグで使われたプロダクションとしては、それほど印象に残るようなプロダクションではなかったかも。

あとこれはオネーギン役のクヴィエチェンの表現力が欠けていたのか、演出がそうさせたのかはわかりませんが、この舞台は「タチアナ」の舞台ように感じられました。

「タチアナ」は少女から大人の女性へと華麗に変身しているのに対し、オネーギンは3幕目で「タチアナ」にすがる情けない男っぽく演出されていて、明らかに「タチアナ」有利な舞台になっています。
Onegin 2

加えて二つのキスシーン。特に3幕目のは...完璧に「タチアナ」の物語にしちゃってますね。

演じているネトレプコは素晴らしい表現力でそれは見ものだったのですが、私的には、もう少しバランスよく、タチアナを見抜けなかったオネーギンにも多少の同情がのこるような舞台だったほうがしっくりくるなぁ、と思っちゃいました。


...などと偉そうなことを書きましたが、今まで「エヴゲニー・オネギン」って、私にとってイマイチピンとこないオペラだったのですが、ヴァレリー・ゲルギエフ奏でる美しい音楽と、ネトレプコの熱演で、このオペラの美しさ、素晴らしさに開眼した思いです。


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